健康教室レポート 漢方で元気に過ごそう
第16回 たちばな台クリニック健康教室 レポート
漢方薬で元気に過ごそう!
~ここから始める漢方薬の基本~
講師:山嵜 継敬先生
2月22日、小雨が降りとても寒い日でしたが、60名の方にご参加いただき健康教室を開催いたしました。
今回のテーマは「漢方」ということで、私もとても楽しみにしておりました。
(薬膳レシピを作成するにあたり、悪戦苦闘し猛勉強いたしましたが…)
「漢方」は中国から伝わった中医学をもとに日本の国土や民族性に合わせてに発展してきました。
今回は風邪についての漢方薬を中心に、基本的な漢方の考え方についての要点についてもお話がありました。
※もっと詳しく知りたい!とご意見も多数いただきました。山嵜院長、第二弾をぜひお願いいたします!
内容につきましては、ビデオ配信させていただいておりますのでご覧いただけたらと思います。
今日は毎回ご協力いただいているアンケートの一部について、皆様からのご意見をご紹介させていただきます。(52名の方にご協力いただきました。ありがとうございます)
Q1. 性別は?
男性24名 女性27名
→男性、女性ほぼ同じ人数でした
Q2.参加回数は?
初めて17名、 2~3回 18名、 4~6回 6名 、7~9回 4名 10回以上 2名
→継続してご参加いただいてる方に加え、今回は青葉台地域ケアプラザさんがきっかけでご参加いただいた方も数名いらっしゃいました。
Q3. 健康教室の内容は?
満足 39名、 やや満足9名、 やや不満 0名、 不満 0名
わかりやすかったです(3名)
勉強になりました。知識がふえました
漢方に興味を持ちました
あっという間でした
漢方治療受診したいです
もう少し時間が長いとよかった
→多くの方にご満足いただけたとお答えいただき、院長をはじめスタッフ一同達成感にひたっておりますが、今後も有意義なお時間を過ごしていただけるよう取り組んでまいります。
Q5. スタッフの対応は?
満足 43名、 やや満足 5名、 やや不満 0名、 不満0名
感じが良い(3名)
対応がやさしかった(4名)
明るくわかりやすく、理解できました。料理のレシピ参考にします
→温かいお言葉ありがとうございます。私へのお言葉であると都合よく解釈し、嬉しくて自慢してしまいました。
Q7. ご意見・ご感想
五臓についてとりあげて下さい
漢方のテーマ、第二弾をお願いします。(4名)
南のからだのレシピいつも試食をしています。薬膳料理レシピ継続期待
会場全体が和やかな雰囲気が大変すばらしいと感じています
アンケートにどんなテーマを取り上げてほしいか?項目をいれてほしい
漢方の知識が全くなかったので勉強になりました
非常によかったです
楽しいセミナーをありがとうございました
睡眠についてのお話を聞きたいです
体力・筋力維持するためにどうしたらよいか知りたいです
高血圧、コレステロールについて知りたいです
これからも地域住民と病院をつなげる活動を続けて下さい。(3名)
たちばな台クリニックと院長がすごく身近になりました
漢方薬の構成から副作用のことも理解できてよかったです。
たちばな台クリニックで受診したいと思います
※コメントの一部を掲載させていただきました。
→いただいた内容を、今後の健康教室運営に活かしていきたいと思います。
アンケートの中に質問をいただきましたので、山嵜院長よりお答えいたします。
Q 湯、散の違いは?
A 「~湯」と最後につく漢方薬はもともと生薬を煎じて作った薬で「葛根湯」や「小青竜湯」などがあります。体を温める作用をもつ漢方薬に多く見られます。
これに対して「~散」と最後につく漢方薬は、散剤で生薬を細かく刻んで粉末状にしたものです。水で抽出しづらい成分や揮発しやすい成分を含む漢方薬に適しています。
現在は「エキス製剤」と呼ばれるものが多く利用されていますが、これは生薬を煎じたエキスを乾燥(粉末化)させたものを顆粒剤にしたものです。安定した品質を得ることができ、保管が便利なため広く使われています。
Q 睡眠によい漢方は?
A 不眠に対して使用する漢方薬はあります。ただし、西洋薬のように強制的に眠りにいざなうような作用はありません。
不眠にも様々な理由があります。
「イライラして眠れない」「足が冷えて眠れない」「火照って眠れない」など人により様々です。
それぞれの証にあった漢方薬を使用し良い眠りが得られるようにしていきます。
下記はイライラして眠れない方に対する一例です。また御相談下さい。
・柴胡加竜骨牡蠣湯
・加味温胆湯
・清心温胆湯
・抑肝散
今後ともスタッフ一同、旬のテーマでお届けできるよう取り組んでまいります。
次回は3月29日(木) 午前10時より
知っておきたい高血圧の話 ~血圧って下げた方がいいの?~
講師は 院長 山嵜 継敬 先生です。
予約不要ですのでお気軽にお越し下さい。
管理栄養士 南 加奈子