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たちばな台日記 〜スタッフブログ〜

2018年11月

横浜マラソン2018に参加して来ました

院長の山嵜です。

朝晩と冷え込んで参りましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 

少し前の話になりますが10月28日に開催された横浜マラソン2018にドクターランナーとして参加させて頂きました。

 

昨年もドクターランナーとして参加予定でしたが季節外れの大型台風のため開催が中止となってしまいました。中止のお知らせを残念なようなほっとしたような気持ちで知ったことを覚えています。

 

横浜市医師会より約40名のドクターが参加し、大きく「ドクターランナー」と書かれた真っ赤なビブスを装着して一般ランナーの方と一緒に走りました。

 

天候に恵まれ、途中は暑いくらいの気温となりましたので脱水傾向になっている方や、足をつってしまっている方などかなりいらっしゃいました。継続困難とみられるランナーは救護所にご案内するのですが、大会を楽しみにして参加したランナーにリタイアを勧めるのは心苦しい気持ちでいっぱいでした。

大会ではお一人心肺停止となった方がいらっしゃいましたが、通りかかったドクターの処置で救急病院に搬送され、後日談では元気に回復されたとのことでした。本当に良かったです。

 

フルマラソンの部に参加いたしましたので後半はやはり辛くなりましたが、ドクターランナーと大きく書かれているビブスのお陰か、沿道から「ドクター頑張れーっ」という温かい声援をたくさんかけて頂きました。声援を頂くと自然と笑顔になり、皆さんのおかげで無事に笑顔で走り切ることが出来ました。いやー、声援というのは本当に力をもらえるものですね。

 

ゴール後には完走メダルを渡されるのですが、昨年中止になった分のメダルも頂くことが出来、何だかとても得をした気分でした。

 

このような形でスポーツの大会や医療に貢献できることも幸せだなとしみじみ感じた一日になりました。また機会があればぜひ参加させて頂きたいと思います。

 

健康教室レポート「ロコモを予防しよう ロコモティブシンドロームとは?」

平成30年10月の健康教室のテーマは、

「ロコも予防をはじめましょう ロコモティブシンドロームとは?」

です。

 

運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態を
「ロコモティブシンドローム(略称:ロコモ、和名:運動器症候群)」といいます。
進行すると介護が必要になるリスクが高くなりますので、日常生活に密着した病気と言えるでしょう。

 

ロコモは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をいいます。進行すると日常生活にも支障が生じてきます。

 

人は骨や関節、脊髄、筋肉、神経などによって身体を支えたり、動いたりしています。
こうした器官を総称して運動器といいます。誰しも高齢になれば運動器の機能が低下していくものですが、現代のような高齢社会では、それが要介護などのリスクにつながる大きな要因となってしまいます。そこで、一人ひとりが日頃から自身の運動器の状態を認識し、チェックや早めの対策を行うことで長く健康な身体を維持できるよう発信されたキーワードがロコモなのです。

内臓面から健康を考えるメタボ(メタボリックシンドローム)という言葉はみなさんご存知ですね。ロコモはその運動器バージョン、そう考えればわかりやすいかも知れません。

 

こんな状態は要注意!チェックしよう 7つのロコモチェック

  ① □  片脚立ちで靴下がはけない

  ② □  家の中でつまずいたり、すべったりする

  ③ □  階段を上がるのに手すりが必要である

  ④ □  家のやや重い仕事が困難である

  ⑤ □  2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である

  ⑥ □  15分くらい続けて歩くことができない

  ⑦ □  横断歩道を青信号で渡りきれない

 

ロコモは、既に国民病とも言える疾患です。ロコモを引き起こす運動器障害には、2つに分類されます。

1つ目は運動器自体の疾患です。

高齢化の進展と共に運動器の障害も増加しています。運動器障害は痛みを引き起こす要因にもなり、関節痛を主訴とする症例では、主に変形性膝関節症があり、これは関節と関節の間の軟骨がすり減り痛みを伴う疾患です。また、骨が弱くなり骨折しやすくなる骨粗しょう症も代表的な疾患です。最近の調査によれば、変形性膝関節症の患者数は2400万人。骨粗しょう症を含めると4700万人とも言われ、運動器疾患の予防は今後ますます重要になってきます。

 

2つ目は、加齢による機能不全です。筋力低下などが上げられますが、ロコモ中でもすごく筋力低下している状態をサルコペニア(サルコ=筋力、ペニア=低下)と言います。これは、加齢により筋肉量が低下し、筋力低下や身体機能の低下が起こる事です。

サルコペニアを予防するポイントは、「栄養」と「運動」です。

まず、「栄養」では、低栄養に気を付けなければなりません。低栄養とは、体を維持する栄養が足りない状態です。

元気がない・著しくやせている(るい痩)・意図しない体重減少がある場合は、要注意です。低栄養にならないようにするためには、やはりしっかり食べることです。足りない栄養を補うために栄養補助食品を取り入れる事もあります。ご要望があれば、当院の管理栄養士がご相談をお受けしますのでお気軽にお声かけ下さい。

 

2つ目の「運動」ですが、ロコモサポートドクターの山嵜先生からは、生活のちょっとした合間に出来るスクワットと片脚立ちをご提案させて頂きました。

 

そして今回は、スペシャルゲストとして鴨志田地域ケアプラザと青葉区役所より3名お招きして、『ハマトレ』をご指導い頂きました。

 

『ハマトレ』とはロコモを予防するため、横浜市が高齢者の「歩き」に着目して開発したトレーニングです。 高齢者の姿勢や歩き方の特徴から、猫背・姿勢改善、傾きの改善、股関節の伸展、足関節の動き、バランス力の向上の「歩く」に関わる5つの要素を取り入れた20種類の運動からできています。 ストレッチやウォーキングなどとあわせて行うと効果的です。ハマトレの動画をご覧になりたい方は、横浜市のホームページを検索して下さい。また、お住まいの区役所、地域包括支援センターでDVDの貸し出しもしているようです。

 

いつまでも元気で笑顔でいられるように「ロコモチェック」と「ロコモ予防」をぜひ続けましょう。

 

★ハロウィンイベントを行いました★

医事課の甲斐です。

 

今年も10月31日にハロウィンにちなんで、クリニックを受診していただいたお子様に

数量限定でシールと消しゴムのプレゼントをご用意致しました。

今回も数が限られていたのでよろこんでいただけるかとても不安でしたが、皆さんとてもよろこんでくださり、あっという間に無くなりました。

来年も開催したいと思っています。

 

ブログ掲載に際し、快くご承諾いただきましてありがとうございました。

 

 

 

第8回たちばな台BLS(心肺蘇生講習会)

 こんにちは総師長の箱田です。 少し前のことになりますが、第8回BLS(心肺蘇生講習)を開催致しました。 

当院で行うBLS講習会は日本救急医学会認定コースとなります。 認定コースでは一定の水準に満たした技術、知識を得られた受講者に対して認定書を与え認定者として活動が行える事となります。

(講習時間 4時間 実技 筆記テスト 修了式を含む)

 

今回は、たちばな台病院、クリニックに連携する外部施設の方々4名にもお越し頂き、当院から看護師、検査技師、臨床工学士の職種の方に参加していただき総勢12名となりました。

今回はCC:コースコーディネター赤津さんを中心に、新人インストラクター福永、石塚さんがメインで指導を行って頂きました。

受講者の皆さん、はじめはとても緊張していましたが、インストラクターのコーチングに

合わせて楽しくBLSを学んでいる様子が印象的でした。 外部から参加して頂いた皆さんも適度な緊張の中で楽しんで頂けた様子でなによりです。

 

赤津さんより一言

TLS看護師:赤津です。 今回、初めてBLSコースを担当させて頂きました。  上手くできたのか未だ心残りな部分もありますが、チームのサポートを頂いて全ての受講者が無事に合格する事ができました。 コースを円滑に進行できるようにコーディネートする事の難しさを知る貴重な経験となりました。 まだまだ勉強不足な事もありますが、チームの一員としてがんばっていきたいと思います。

 

BLSコースを開催して2年となります。当初は指導者の全てが男性のため心細やかな事が不足しておりましたが、近日は女性指導者・事務が加わった事で休憩やアメニティが充実してきました。 指導者希望のスタッフも増える事でコース内容と指導管理を含めより良い組織運営を心掛けていきます。

今後も他施設の方々にも楽しんで頂けるコース運営を行って行きたいと思いますので宜しくお願いします。

 

 

TLS(Tachibanadai Life Support Team)発足

一成会 たちばな台にて日本救急医学会 ICLS:BLS認定コースの運営を行う職員の総称としてTLSチームを構成致しました。  2018、JULY

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