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たちばな台日記 〜スタッフブログ〜

2018年09月

神奈川県糖尿病療養指導士研修会

管理栄養士の南です。

研修報告続きます…

 

 

今回は神奈川県糖尿病療養指導士認定機構の研修のお話です。

 

 

神奈川県糖尿病療養指導士とは

神奈川県内で糖尿病療養に携わり、一定以上の研修単位を取得した後レポートを提出し、審査に合格すると得られる認定資格です。

 

 

取得した後も更新するためには一定以上の単位を得ることが必要です。単位取得するためにはこの研修は外せません!ということで横浜そごうへ行ってきました。

 

今回のテーマは「

透析には一人当たり年間500万円ほどの医療費がかかることはご存知でしょうか?現在透析患者数は32万人ほどですので、1兆6千億円ほどかかっていることになります。

 

透析導入の原因の第1位は糖尿病腎症によるものです。そこで、国は糖尿病重症化プログラムを作成し、現在各市町村国保の保険年金課により各自治体での取り組みが進んでいるそうです。

 

7題のテーマでの講演がありましたが、その中でたびたびクリニックでは管理栄養士がいないという言葉が出ておりました。当院には、管理栄養士がおりますのでチーム医療で糖尿病治療に臨むことができます

 

糖尿病治療には食事や運動などの生活支援が必須です。薬を飲んでいるから…ではなかなかコントロールが難しいのが糖尿病。難しいことではなく、生活の中のちょっとしたところを見直すことで劇的に改善することもあります。逆に生活に問題なくてもなかなか難しいこともあります。

 

遺伝的要因も言われている昨今、おひとりおひとりにあった支援ができるように取り組んでまいります。

 

 

研修テーマ) これでわかる!糖尿病腎症のすべて

食品と栄養素の関係

管理栄養士の南です。

前回に引き続き、研修のお話です。
しばらく続きますが、よろしくお願いします!

 

突然ですが質問です!
 食品と栄養素の関係は?

 

このお題について1グループ6名、8グループで考えました。

ちなみに参加者は全員管理栄養士または栄養士です。

 

20文字以内で各グループホワイトボードに書いていきます。そして、隣のグループの回答に対し批判する部分について赤字で訂正します!

 

私はグループの中で年齢的にも経験的にもちょうど真ん中くらいでしょうか。
学生さんもいて、学生の頃は現役の栄養士さん達の研修会に参加するなんて微塵も思った事がなかった事を反省した次第です…。
クリニックでは1人管理栄養士ですし、青葉区医師会栄養ケアステーションや在宅管理栄養士の分野では先輩が多くまだまだ若手!と思っておりましたが、どうやら勘違だったようです!汗

 

さて、私達が考えた答えは
食品には複数の栄養素が含まれる

 

皆さまのお考えはいかがだったでしょうか?

 

正解はひとつではありません!考える過程や他のグループの回答から多くのことを学んでいきます。

食支援も正解はひとつではありません。お一人お一人の生活や身体の状態に適した支援が必要ですので、こうしたトレーニングは大切です!

 

今回は小児の脳性麻痺についても学んできました。お恥ずかしながら人生初です!
餅は餅屋といいますが、管理栄養士にも色々な分野はあるものの、クリニックでは多くの疾患の入り口として幅広い疾患に対応できる必要があります。
実際脳性麻痺のお子様と関わる事はないかも知れませんが、小児の特性として新たな発見もあり小児の支援に役立ちそうなヒントを得ることができました!

 

講師の先生曰く、管理栄養士は字が小さい

(控えめな人が多いという意味でしょうか?。よく縁の下の力持ちとも言われます)

という事でしたが私がホワイトボードに書いた字は誰よりも大きかった…!クリニックで鍛えられている成長させていただいている証かと思います!感謝です!!

 

写真は、今回の資料の表紙です。Qの文字は宿題…。たくさんの宿題を持って帰ってきました。。。

 

研修)経口摂取と非経口摂取の栄養管理

~小児・高齢者の対象者に必要な栄養素と経腸栄養の調整~

 

第5回たちばな台心肺蘇生セミナー

第5回たちばな台心肺蘇生セミナー

夏休み特別企画 親子で参加できる。たちばな台心肺蘇生セミナー

 

 

こんにちは総師長の箱田です。

まだまだ暑い日が続きますが、もう秋の気配を感じるようになりました。

 

8月のたちばな台健康教室は、夏休み特別企画!子供も参加できる心肺蘇生セミナーを開催いたしました。 (対象は小学校4年生以上)

近年は小・中学生にも心肺蘇生を学んでもらう活動も増えてきております。TLS(tachibanadai life support team)としても子供達の夏休みの自由研究として是非心肺蘇生について関心を持って頂きたいと思い、親子で参加できる健康教室を提案させて頂きました。

7月の健康教室と外来にてご紹介と応募を募集いたしましたが、地域の皆さんの関心が高く予想を上回る速さで定員となってしまいました。

 

研修会の当日は一般成人、小中学生を含め計21人の方にお集まり頂きました。

たちばな台クリニック院長 山嵜先生が指導にあたり、基本的なBLS対応より周囲安全確認から意識、呼吸確認胸骨圧迫法AED(自動体外除細動器)の使用方法について学んで頂きました。

(AEDの使用方法は年齢や理解度などを十分に考慮して個別対応を行っています。)

 

子供達の様子は、さすが自分の意思を持って参加してきた子供達とあって、我々大人が思う以上に心肺蘇生に深い関心を持っている事を知る事ができ、真剣に取り組む様子から自然と私達も高いレベルまで指導をする事ができました。

改めて子供達の無垢なエネルギーに感動を覚えた次第です。

一般の皆さんから見れば孫の年齢となる方も多く、若いエネルギーに関心と(可愛らしさ)を感じながら協力し合って講習を受けている様子が印象的でした。

 

皆さん最後まで集中力を持って心肺蘇生を行って頂きましたが、子供達のペースに巻き込まれていつも以上に体を動かした方が多く心地よい汗をかいた様子でした。

本来の心肺蘇生とは大変な体力を必要とする援助です。 今回のセミナーでは蘇生技術の他、人を助ける為にはより多くの協力者が必要である事を学んで頂き、この様な蘇生の場面に遭遇した時は率先して協力者になって頂く事が重要という事を認識して頂きました。

 

最後に、たちばな台心肺蘇生セミナーオリジナル終了証と私が徹夜で作成した夏休み自由研究の提出に役立つ体験学習ポスターをお渡しいたしました。(喜んで頂けたかな?)

 

次回は「災害時、いざというとき」がテーマとなります。 近年は各地で大規模な災害が発生している事もあり日常的にどの様な事に注意をしていくべきか考える機会となります。 皆様のお越しをお待ちしております。

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