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たちばな台日記 〜スタッフブログ〜

2018年08月

人生100年時代を考える

管理栄養士の南です。

まだまだ残暑厳しい日が続きますが、学びの秋が始まりました。この秋私は研修ラッシュです。

認定資格更新のための参加必須の研修から、興味がある分野の研修まで週末が忙しくなりそうです…。

 

先日は日本在宅栄養管理学会の研修会に参加してきました。

 

タイトルは平成30年度診療報酬改定の基本方針の一文を引用しています。

 

国は地域包括ケアシステムの構築を推進しておりますが、これは住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができることを目指しています。

 

その中で管理栄養士の果たす役割や、活動できる診療報酬・介護報酬上の制度等、春に改定された診療報酬・介護報酬の詳細について改めて学んできました。視点を変えるとまた新たな発見もあり、日々勉強ですね。

 

また、現在日本栄養士会で進めている栄養ケア・ステーションについて考えてきました。

青葉区には、青葉区医師会栄養・ケアステーションがあります。月に一度青葉区内の医療機関や介護福祉施設、地域活動の管理栄養士で会議をしています。他施設の管理栄養士と顔の見える関係となり、日々の業務においても大変有益であると感じます。

 

こうした仕組みも、うまく機能してこそ意味があります。

今回は、栄養ケアプロセスという、食事・栄養の状態のアセスメントから栄養に係わる問題点を、統一した言語で表記する栄養診断、介入、再アセスメントという流れについても学びました。この研修はすでに何度も受けておりますが、ようやく身につきそうな兆し。日々勉強ですね…

 

冒頭タイトル、人生100年時代において、はますます重要になってくると思います。食の専門職として地域の皆様の暮らしを支援できるよう、こつこつ地道に日々活動してまいります!どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

健康教室レポート『夏を乗り切る3つの方法』2 食事編

管理栄養士の南です。

前回に引き続き健康教室のレポートです!

 

夏を乗り切る3つの方法の「その2」としてお話しさせていただきました。

 

夏と言ったら「うなぎ!ということで…

まず土用の丑からです。

 

土用の丑とは

「土用の期間の丑の日」のことです。

土用…立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間

丑の日…十二支が日にちにもあり12日に1度丑(うし)の日があります。

 

ちなみに今年の夏の土用の丑は7月20日と8月1日でした。うなぎを食べることは江戸時代から広まりましたが、科学的根拠については??? もしご存知であれば教えて下さい!

 

うなぎの話の次はいよいよ、本題です。

 

以前、「春の薬膳」がありましたが、今回はその続編「夏の薬膳」です。

 

テーマ:夏に食べたい夏バテ予防の薬膳料理

 

夏の養生のポイントは熱を取り除き、気と水を補う食品を取り入れます。

簡単にご紹介します!

 

◎熱を取り除く食品

ゴーヤ、きゅうり、トマト、すいか、バナナなど

 

◎気を補う

米、小麦、山芋、鶏肉、豚肉、枝豆、とうもろこし、うなぎなど

 

◎水を補う

豆腐、きゅうり、れんこん、桃、はちみつ、牛乳など

 

◎水の偏りを直す

とうもろこし、なす、小豆、昆布、たまねぎ、とうがん、わさびなど

 

毎回恒例のレシピ配布は、山芋のシャキシャキ梅サラダ

レシピは院内にて配布しております!

また、神奈川県の取り組みとして未病についても少しお話いたしました。こちらはまた次回にご紹介させていただきます。

 

 

 

 

健康教室レポート『夏を乗り切る3つの方法』

第21回 たちばな台健康教室レポート

 

 

暑い日が続きますが体調の変化はございませんか?

今回の健康教室は夏に起こりやすい問題をテーマに開催させて頂きましたのでご紹介させて頂きます。

 

 

テーマ:夏を乗り切る3つの方法

~命にもかかわる熱中症とその予防、夏バテを予防する食事と生活習慣について~

 

講師 たちばな台クリニック 院長 山嵜 継敬 先生

 

 

 

1 水分摂取の注意点、脱水症状と経口補水液について

暑い時期は発汗(玉のような汗)が続く事で脱水症状を伴います。 脱水に対して適切な対応が遅れてしまうと熱中症に陥ってしまい命をも脅かす事となるのは皆さんもご承知かと思います。 ではどのような事に注意をすれば良いか考えていきましょう。

 

夏期の脱水症状の問題とは・・・

 

体から汗によって水分(電解質)が奪われると体内のナトリウム濃度が高い(濃い)状態に陥ります。 この状態で単純な水分を摂取すると体液全体が薄まった状態

(低ナトリウム状態)となります。 すると体はナトリウム濃度を均等に保とうと働きはじめ尿として水分を排泄する働きとなります。

その結果、水分を沢山摂取しても摂取した分、またはそれ以上に体から水分が出て行ってしまうため脱水が改善されない悪循環状態に陥ってしまいます。

 

経口補水液(電解質液)の特徴とは・・・

それに対して経口補水液(電解質液)は体のナトリウム濃度を安定化させて必要な水分量を調節する働きがあります。 体内のナトリウムが安定される事で一定の水分を体に蓄え電解質を整え症状を安定化に導きます。

夏バテ症状により食欲や水分摂取の低下、お腹の不調などから下痢症状を起こしている場合や、運動、屋外作業などで大量の発汗を伴う時は経口補水液を摂取する事で脱水症状を安定化させ熱中症などの予防に効果的と考えます。

*注意点として、 連日の報道にあるように熱中症対策や、暑い時期だからという事で経口補水液を日常的に取りすぎてしまうと、過度なナトリウム摂取となり既往疾患に影響してしまう可能性があるため注意が必要です。

また経口補水液を摂取した事で安心は出来ません。 熱中症状による体温上昇や倦怠感吐き気、頭痛などの症状を認める場合は速やかに医療機関に相談する事が必要です。

 

日常的な水分摂取について

一日三食の食事を摂取されている方の日常的な水分補給については水または、カフェインの入っていない飲料水(麦茶)などが適しています。

夏期の定期的な水分摂取の目安としては1時間毎にコップ一杯(200CC程度)の水分を摂取する事が望ましいと言われています。

 

 

2 夏バテ秘密のレシピについて

※後日担当の管理栄養士よりご報告させていただきます

 

3 夏バテに有効な薬について

夏バテの原因となる症状は食欲不振 胃もたれ、発汗、下痢、不眠、全身倦怠感など

自律神経に関係した症状が特徴です。

この様な症状に対して西洋医学的に対応すると、各症状別の治療や処方となり複数のお薬を服用する事になってしまいます。

対して東洋医学の漢方は総合的な回復作用が認められ長期的に服用する事で体全体のバランスを整える効果に期待ができます。

夏バテの様な問題については下記にご紹介する漢方薬などは症状改善への選択として当クリニックでも患者様の症状に合わせてご紹介しています。

(*漢方薬もお薬と身体の相性があるため十分な問診を行って処方します。)

 

(薬品名)・・・・・・・・・・・・・・(症状)

清暑益気湯 セイショエッキトウ・・ 暑気あたり、暑さによる食欲不振、夏やせ

補中益気湯 ホチュウエキトウ ・・ 夏の冷えによる夏バテ 胃腸機能低下

六君子湯  リックンシトウ ・・・ 胃腸の弱いもので、食欲低下

柴胡桂枝乾姜湯 サイコケイシトウ・ 自律神経のバランス低下による発汗、動悸

 

以上、夏バテ対策としてご紹介させていただきましたが、暑い時期の体調不良、倦怠感、食欲低下、不眠、冷え症などの症状が長く続くことや治りにくいと感じた際は夏バテ症状と考えましょう。 夏バテ症状自体が緊急を要す事はありませんが、夏バテ症状のまま日常生活で疲労を重ねることや行楽行事などを行うと思わぬ時に熱中症など大きな症状に移行してしまうのが暑い時期の怖いところです。

連日に渡り高温注意報、警報が発生しており、日常生活上での室温・湿度管理と外出方法についても十分な注意をお願いします。 また自分は「夏バテかな」と感じた時は我慢せず医療機関へのご相談をして頂き体調を整えて頂きたいと思います。

総師長:箱田

TLS:たちばな台 ICLSコース開催

暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか? 総師長の箱田です。

先日、クリニックではICLSコースを開催いたしました。

ICLSとは医療関係者のための蘇生トレーニングコースです。 緊急性の高い病態のうち、特に突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生を学ぶコースです。

一般的に普及しているBLSが一次救命に対してICLSは二次救命処置になります。

 

BLSとICLSの違い・・・

ICLS(Immediate Cardiac Life Support)の頭文字からの略語です。Immediate

(すぐに、間髪を置かない)突然起きた心停止に対して直ちに蘇生を開始できるための

知識と技術を学ぶコースとなります。

BLS(胸骨圧迫、気道管理)を基本に除細動、投薬管理と原因検索が加わることで医療従事者による救命をより具体化させています。

BLSはAEDを使用する事で除細動の必要性をAEDが判断するのに対し、ICLSは自分で心電図を解析する能力を身に付け直接的に除細動を行ないます。 またアルゴリズムに沿った投薬治療と心停止が起こった原因について検索を行う方法を学びます。

ICLS資格は日本救急医学会認定とされ受講できるのは医師の他、看護師や放射線、臨床検査技師、理学療法士などパラメディカルが対象となります。

 

講習では全ての受講者が医師の立場で気管挿管や除細動、投薬指示を考える事で救命治療に必要な事を共通認識します。

救命の現場では「数秒の時間差で助かる命」が存在するのは確かな事と言え、チーム医療の対応について共通の考えを備えた行動が「差」を短縮させる手掛かりなります。

医療現場において救急対応のシステムとしてより多くの医療従事者が身に着けておくべき事と言えます

 

 

TLS (tachibanadai life support team)発足

クリニックでは現在までに定期的な心肺蘇生講習会を行ってきましたがICLSの開催を期にTLSチームとして編成致しました。今後のBLS・ICLSの継続的開催や、たちばな台クリニック健康教室(肺蘇生セミナー)などで活動を行う事で一般の方々へのBLSの普及と医療専門者に向けてICLSの開催行って行きたいと思いますので宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

8月4日、栄養の日

管理栄養士の南です。

今日から8月ですね。子ども達は夏休みでおばあちゃんの家にお泊まりに行っているのである意味夏休みの私です。

 

さて、日本栄養士会では2017年より8月4日栄養の日エイヨー)、8月1日~8月7日の期間栄養週間と制定しております。

 

 

平成30年7月2日~8月31日までの期間栄養ワンダー2018というイベントが各地で行われています。

 

台風の中先週7月28日、29日にパシフィコ横浜で全国栄養士大会が開催されました。残念ながら私は家庭の都合で参加できませんでした…来年は行けるとよいのですが。。。

 

 

https://www.nutas.jp/84/

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日本栄養士会のホームページでも栄養情報を見ることができます。いま知っておきたい栄養問題とは?!というテーマでわかりやすくなっておりますのでご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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