青葉区保健活動推進員委嘱式で記念講演をさせて頂きました
院長の山嵜です。
本日令和元年を迎えました。
平成28年7月に当院に勤務を開始いたしましたが、本当にたくさんの皆様に支えて頂き平成を過ごすことが出来ました。
令和になりましても、皆様に信頼して頂けるたちばな台クリニックでいたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
さて、先日4月24日に保健活動推進員の皆様の前で記念講演をさせて頂きました。
保健活動推進員とは各地域における保健活動のリーダー的存在となる皆様の事です。
2年に一度保健活動推進員の委嘱式が開催され、今年も新たな皆様が推進員に任命されました。
これまでに活動されている推進員の方、また新たに任命された推進員の方約200人が青葉区公会堂に参集され、任命式、そしてインストラクションを受けておられました。
その中で今回は
「世のタバコ事情と受動喫煙防止のために保健活動推進員にできること」
というテーマを頂き1時間ほどお話をさせて頂きました。
喫煙が健康に害をもたらすのはもちろん、受動喫煙も大いに健康に被害をもたらします。
受動喫煙のある女性では肺がんのリスクが1.3倍になります。
日本では受動喫煙に関連した死亡者数は年間約1万5千人にも達することが報告されています。
このような事態を重く考え、我が国では望まない受動喫煙をなくすため、
昨年7月 健康増進法の一部を改正する法律が成立致しました。
この改正により多くの屋内施設において原則禁煙となります。
この法律は2020年4月1日より全面施行される予定です。
しかし、実は横浜市ではすでに2010年日本で最も早く受動喫煙防止条例が発令されております。
皆さんも飲食店に足を運ぶと、分煙となっているお店が多い事を良くご存知かと思います。
普段当たり前に目にしている事も、実は日本に先駆けて出来た横浜の誇るべきシステムなのです。
ここ横浜市青葉区の喫煙率は10.9%と日本でもトップを争う喫煙率の低さです(平均17.9%)。
こういった健康志向の高さも青葉区の長寿につながっているのかもしれません。
保健活動推進員の皆様には、是非喫煙および受動喫煙に関する正しい知識を、身近にいる人たちへ是非啓蒙して言って頂きたいと思います。
当院でも地域の皆様の健康に役に立つことがあれば、今後も積極的に活動を続けていきたいと考えております。