動脈硬化性疾患予防ガイドラインと脂質異常症
7月20日昭和大学藤が丘病院内科(糖尿病 代謝 内分泌)教授 長坂昌一郎先生のご講演で座長を勤めさせていただきました。
先生からは昨年改訂されました「動脈硬化疾患予防ガイドライン2022」を中心に脂質異常症に関するたくさんのお話をいただきました。
・これまで主に空腹時に評価していた中性脂肪の基準値に、随時中性脂肪175mg/dlが加わったこと。
・強力な中性脂肪低下作用を有するペマフィブラートの効果について。
・そして300人に1人と言われている家族性高コレステロール血症(FH)について。
FHで重要なのは累積LDLコレステロール値であり、診断かつけばなるべく早期からの低下療法を行うべき。LDLコレステロール180mg/dl以上では積極的に診断を行うべきだということ。
最近は保険診療で遺伝子診断が出来るようになったため、確定診断がつきやすくなったことなど、非常に勉強になるお話ばかりでした。
長坂先生ありがとうございました。