学会参加報告 日本静脈経腸栄養学会
管理栄養士の南です。
2月22日の健康教室にはたくさんの方にご参加いただきありがとうございました。
健康教室を終えた後、凍える寒さの中パシフィコ横浜で開催された第33回日本静脈経腸栄養学会に参加してきました。
今回の学会テーマは「あらためて腸について考える」です。
実は数年前から「腸内細菌」に興味を持ち研修会に参加したりしておりましたので、あらためて腸について考えてきました。笑
私が数年前から注目していた、某商品が大手メーカーさんのブランドで発売になりこれからの広まりが楽しみです。
ヒトの腸内細菌叢は離乳期に安定し、生涯にわたり大きく変わらないと言われています。私達の体内には100種類100兆個の腸内細菌が存在し、最近では腸内細菌叢と疾病の関係についても言われるようになってきました。
ですが、腸といって身近なところでは便秘や下痢になど排便に関する事ではないかと思います。排便コントロールには様々な要因がありますが、昨年慢性便秘症に対するガイドラインが発表となりました。便秘といえば乳酸菌(腸内細菌)や食物繊維と思いつくかもしませんが、ガイドラインでは弱い推奨という位置づけなんです。とはいえ良い結果になるかどうかは別として、腸内細菌や食物繊維も考えてみることは無駄ではないと感じます。排便についてお悩みでしたらぜひ一度お声かけ下さい。
ちなみに、便の形状を示す評価法としてブリストルスケールを用います。4のような便の形状が良い便です。皆様の便はいかがでしょうか?
その他、静脈栄養(点滴による栄養管理)、がんの栄養管理、終末期医療に関する栄養管理などについて学んできました。私も参加させていただいている青葉区医師会栄養・ケアステーションからも発表がありました。
2日間、しっかり学ばせていただきましたので、日々の業務に活かしていきたいと思います。
実はその翌日は別の研修会に参加しました。そのお話はまた次回にさせていただきますね。