横浜市青葉区 循環器内科 小児科 皮膚科 禁煙外来 睡眠時無呼吸症候群 地域医療を支えるクリニックです

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たちばな台日記 〜スタッフブログ〜

2017年11月

青葉区民祭り&健康フェスティバル♪

院長の山嵜です。

11月3日(金)は青葉区総合庁舎を中心に青葉区民祭りが開催されました。

 

また、スポーツセンターでは「健康長寿のまち青葉」をテーマに健康フェスティバルが同時開催されました。

 

私も青葉区医師会から「健康相談」の担当として健康フェスティバルに参加いたしました。

 

~ことり内科 小島先生と~

 

当日は晴天にも恵まれ、暑いくらいの天候で本当にたくさんの方に参加して頂きました。

健康相談は事前申し込みの上、抽選で選ばれた方を対象に行いました。

生活習慣病の相談を中心に多岐に渡る内容で、私も一緒に考えながらアドバイスさせて頂きました。

 

今回の健康フェスティバルをはじめ、青葉区は健康に対する意識がとても高く本当に素晴らしいと思います。

 

これからも青葉区の健康長寿にお役に立てるよう、活動していきたいと思います。

 

~青葉区医師会のみなさんと~

日体大防災訓練

10月14日、15日と日体大で防災訓練が行われました。

15日には阪神淡路大震災を経験された神戸百年記念病院の 水谷和郎先生のご講演があり、私も参加させて頂きました。

水谷先生は震災当日震源地からはやや離れた兵庫県立淡路病院で当直医をされていらっしゃいました。震災発生から約2時間後、一人の軽症者を皮切りに後方支援病院としての淡路病院には次から次へと被災者が搬送されてきました。災害医療と救急医療の違い。救急医療の現場では一人の傷病者に対してスタッフ全員が精力を注ぐ医療が展開されます。ところが災害医療では予後の厳しい一人の方にたくさんのスタッフが時間をかけることは出来ません。厳しいかもしれませんがそこで行われるのが治療を継続するか、中止するかの決断です。講演の中では実際に災害医療が行われた淡路病院内の映像が紹介されました。これがリアルな災害医療現場かと思い知らされました。

災害はまさに忘れたころに訪れます。誰がどう動くかや物品の確認はもちろん、細かい所までシミュレーションを行い、さらにそれをfeed backしていくことが大切だと考えさせられたとても貴重なご講演でした。

青葉区医師会 循環器研修会

少し前の話になりますが、9月13日(水)に青葉区医師会館で青葉区循環器研修会が開催されました。

今回は「心疾患のトータルマネージメント」をテーマに、たちばな台病院 副院長・心臓血管センター長の太田先生と私で現在のたちばな台病院・クリニックで行っている最新の治療についてお話をさせて頂きました。

太田先生は『たちばな台病院での冠動脈インターベンション~その特色と地域連携の重要性~』、私は『どこまで治せる? 当院における心房細動アブレーション~治療適応から術後管理まで~』というタイトルで講演いたしました。

冠動脈インターベンションというのは、動脈硬化により狭くなったり閉塞したりした心臓の血管(冠動脈)を、手首や太ももの付け根から挿入したカテーテルを用いて治療するカテーテル手術のことです。1977年にスイスのAndreas Gruentzigが世界で初めて冠動脈に対するバルーン拡張術を施行し約40年になります。その後1986年にはステントという金属のコイルを血管内に留置し血管を拡張させる画期的な方法が開発され、2002年には現在もステント治療の主流として使用されている薬剤溶出性ステントが登場しました。

 

 

薬剤溶出性ステントにより再狭窄率を劇的に減少させることが出来ましたが、ステントは異物であるため血栓症という危険性がつきまとうこと、またあくまでもコレステロールが蓄積されて生じた動脈硬化を押しのける治療であることなどが問題となります。そこで、現在太田先生が力を入れているのがDCA(Directional Coronary Atherectomy:方向性冠動脈粥腫切除術)という方法です。

 

 

DCAとは先端の片側半分にカッターのついたカテーテルを狭窄部まで進めていき、カッターを回転させることで動脈硬化を削り取ってしまう治療方法です。当然非常に熟練した技術が要求されますが、成功すれば動脈硬化を体外に除去することが出来るという事になります。治療可能な部位は限られてきますが、ステントを用いずに良好な拡張を得ることもできることから、非常に期待される治療法です。

胸の痛みがある、狭心症と診断されている、ステント治療を受けたことがある、もし最新の冠動脈インターベンションにご興味がある方はぜひ当院までお気軽にご相談ください。

 

※私の講演の内容に関連した話は9月28日に行いました健康教室のブログでお届けいたします。

心臓弁膜症

皆さん、心臓弁膜症をご存知でしょうか。

心臓には4つの部屋があり、部屋と部屋の間には血液の逆流を防止するための弁がついています。

 

 

この弁が硬くなって開きにくくなったり、逆に閉じにくくなったりする疾患を心臓弁膜症といいます。

弁がうまく開かなくなれば血液を送り出すことが出来ません。

反対に閉じにくくなると血液が逆流を起こしてしまうわけです。

 

昨日この弁膜症についての研究会「Valvular Heart Disease Forum」におきまして、

「超高齢者における弁膜症治療の実際」というテーマでお話しをさせて頂きました。

 

 

加齢とともに進行する弁膜症ですが、現在日本の弁膜症患者数は約200~300万人と推定されています。

重症化するまで進行してしまった弁膜症は外科的治療の対象になります。

しかし早期に発見されず超高齢になってしまうと、外科的治療のリスクも増大し治療が困難になります。

そのためにもまずは日常診療における早期発見が何よりも重要です。

 

弁膜症を見つける最も大切な診察は”聴診”

心雑音ひとつで弁膜症の診断が出来るのです。

 

皆さんの健康を維持するためにこれからも心して胸の音を聞き、弁膜症の早期発見に努めていきたいと思います。

神奈川不整脈研究会

9月2日 第58回神奈川不整脈研究会が横浜で開催されました。

前回の研究会にて御推薦を頂き、今回から幹事として参加させて頂きました。

また、症例報告として「右肺静脈Carina部と右房間のconnectionを旋回路の一部に有する心房頻拍の一例」を発表いたしました。

これは心房頻拍という不整脈に対して当院でカテーテルアブレーション治療を行った報告です。

発表に対しましてたくさんの先生方から有意義なコメントを頂き大変勉強になりました。

これからも質の高い治療を皆さまに提供できるよう努めていきたいと思います。

 

※上は当院におけるカテーテルアブレーション治療で使用している3Dマッピング(Ensite PrecisionTM)で作成した左心房です。

不整脈が心臓の中をどのように流れているか、色で描出することが出来ます。

外来診察室

これまで内科外来の2つの診察室の間には壁がありました。

そのためスタッフが2つの部屋を自由に行き来しにくく、診療にもご迷惑をおかけすることがありました。

そこで、8月30日「診察室の大移動」を行いました。

これまで皮膚科外来で使用していた2部屋を内科診察室に、内科外来で使用していた部屋を皮膚科外来にレイアウト変更です。

もちろん大変な大移動でしたが、外来時間終了後からクリニックスタッフ一丸となって夜遅くまで頑張ってくれました。

クリニックスタッフの団結力には本当に感動しました。

これからも皆様により良い医療をお届けできるよう、スタッフ一同日々頑張りますので宜しくお願いいたします。

 

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