横浜市青葉区 循環器内科 小児科 皮膚科 禁煙外来 睡眠時無呼吸症候群 地域医療を支えるクリニックです

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たちばな台日記 〜スタッフブログ〜

2024年03月

日本循環器学会総会に参加してきました

院長の山嵜です。

 

今週は神戸で開催されております日本循環器学会総会に参加してまいりました。

循環器系では最大の学会ということもあり多くの先生方が参加されており、大盛況の様相でした。

 

 

今回は「血圧コントロール不良高血圧に対するサクビトリルバルサルタンの有用性と家庭血圧管理への影響」について発表をしてきました。

 

 

 

 

高血圧は心血管イベント発症の最大のリスク因子であり、家庭血圧とくに早朝血圧の管理がイベント抑制に最重要であることが知られています。

 

しかし降圧薬を内服している高血圧患者様の中で降圧目標を達成できている患者様は21%しか存在しないのがわが国の高血圧診療の実際です。

 

 

サクビトリルバルサルタンはナトリウム利尿ペプチド系の増強とレニンアンジオテンシン系の阻害作用により強力な降圧作用を有することから、高血圧診療における有用性が期待されています。

 

 

今回の報告でもAT1受容体拮抗薬とCaブロッカーを内服しているにもかかわらず降圧目標が達成できていない患者様に対するサクビトリルバルサルタン切り替え後の降圧目標達成率が48週間で60%まで改善することが明らかとなりました。

また懸念されていた過降圧の副作用も認めることなく収縮期血圧は125mmg前後に収束することも安全性を考えるうえで非常に心強いデータとなりました。

 

 

発表後にはたくさんの先生方からお声がけいただき、発表内容に大変興味を持っていただいた様子でした。

 

 

 

 

無事に発表を終え、翌朝には三宮にあります「生田神社」に参拝に。

生田神社にお祀りされている稚日女尊(わかひるめのみこと)は物を生み育て万物の成長をご加護する神様として広く崇敬されているとのことでした。

 

神戸という地名も生田神社をお世話するために朝廷から与えられた家を神戸(かんべ)と呼び、そこから「こうべ」に派生したという由来があるようです。

 

それにしても早朝晴天で、とても清々しくお参りをさせて頂きました。

 

 

 

 

二日間とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。

 

ありがとうございました。

 

 

MCA無線研修を開催いたしました

院長の山嵜です

 

2月4日 MCA無線研修会を区役所で開催いたしました

災害発生時通信障害が起きた際頼りになるのがMCA無線です

いざという時にMCA無線を操作できるように昨年から研修会を始めました

 

 

MCA無線は主に青葉区に12ある医療拠点で発生した患者様を災害拠点病院である昭和大学藤が丘病院や7つの協力病院に搬送調整を行う際に使用します

2月25日には青葉区合同無線訓練を大規模に開催いたします、今回の研修がきっと役に立ってくれると思います

ご参加いただきました先生方お忙しいところありがとうございました!

元石川小学校で医療拠点開設訓練が開催されました

院長の山嵜です

 

1月28日 元石川小学校医療拠点開設訓練が開催されました
寒空の中たくさんの地域住民の皆様と医療従事者の先生方にお集まりいただきました。

今回はトリアージの流れを丁寧に皆さんに理解していただくことをテーマに進めていきました。

 

 

 

一体となって訓練に参加してくださる皆さんを拝見して、このような地域が震災発生時も乗り越えることが出来るのだろうと強く感じました

訓練はとにかくコツコツと続けて、少しずつアップデートしていくしかありません、青葉区医師会も災害に対し可能な限り活動を続けていきたいと思います

青葉台地域ケアプラザで高血圧の講演を行いました

院長の山嵜です

 

1月25日 青葉台地域ケアプラザで区民の皆様に高血圧のお話しをさせていただきました

 

たくさんの皆さんにご参加いただきましたが、本当に熱心に聴講していただき、たくさんのご質問もいただきました

本当に青葉区の皆さんの健康意識の高さにはいつも驚かされます
きっとこれが長寿地域の秘訣なんだと思います

これからも青葉区の健康に少しでもお役に立てればと思っていますので、気になることがありましたらぜひお気軽にご相談ください!

全国SURI講演会 ~日本人の病型分類を考える~に参加いたしました

院長の山嵜です

 

1月21日に「全国SURI講演会~日本人の病型分類を考える~」に参加いたしました。

 

近年高尿酸血症はメタボリックシンドロームを構成する中心的な因子として注目されるようになってまいりました。

 

中でも尿酸の酸化物質としての性質は炎症を惹起する事から腎機能障害や心血管イベントに重要な役割を有していると考えられています。

 

講演会では以前高尿酸血症の講演会で対談させて頂きました痛風尿酸核酸学会の理事長 久留先生にもお会いすることが出来、また高校時代ともにバレー部で汗を流した親友の慈恵医大名越先生も演者として参加されており久しぶりに再会することが出来ました。

 

 

2月下旬には痛風尿酸核酸学会で私も尿酸治療についての発表予定です、また先生方にお会いできるのを楽しみにしております。

クロノロジー研修を開催いたしました

院長の山嵜です

 

今年は元旦から能登半島に地震が発生し、多くの被害がもたらされました。

いつ発生するかわからない震災に備え、青葉区でも日々災害対策に取り組んでいます。

1月には青葉区役所で災害時のクロノロジー研修を開催いたしました。

 

地震発生時には青葉区役所に災害対策本部そして医療調整班が設置されます。
医療調整班は青葉区に12ヶ所ある定点診療拠点で発生した患者を拠点病院や協力病院に搬送するための無線調整を行う部署です。
この際に患者情報を時系列でまとめていくスキルがクロノロジーになります。

この日は実際に医療調整班として活動される区役所の職員に多数御参加いただき、講義とシミュレーションをたっぷりと行いました。

このような活動の積み重ねが少しでも役に立つことを願い、青葉区全体がチームとして動いていければと思います。

参加された皆さま大変お疲れさまでした!

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