2021年02月
web講演会 糖尿病の視点から合併症予防を見据えた糖尿病治療
本日は糖尿病のweb講演会で座長をつとめさせていただきました。
群馬大学循環器内科の倉林教授をお招きして「心血管合併症のメカニズムとエビデンスに学ぶ糖尿病の治療戦略」というテーマでご講演をいただきました。
最近では多くの糖尿病治療薬が発売され、糖尿病治療における選択肢が非常に増えています。
本日のご講演では糖尿病に合併する心不全のメカニズム、腎臓の近位尿細管にあるSGLT2に働きかけ尿中に糖を排泄する作用を有するSGLT2阻害薬の作用機序やエビデンスを中心にお話を頂きました。
群馬大学での研究結果も含めた非常に興味深い内容で、もっとお話をお聞きしたかったです。
最後は模擬症例に対してどのような追加治療を検討するかをディスカッション形式でお話させて頂きました。
私たちが糖尿病治療を行う上で、患者様一人一人の異なる病態を考え、また長期的な予後も含めて治療の選択をしなければならないことを再認識する非常にいい機会となりました。
青葉区医師会から表彰して頂きました
院長の山嵜です。
昨年2月にダイヤモンドプリンセス号に乗船し医療支援活動を行ったことに対して、青葉区医師会から表彰して頂きました。
あの時はウイルスや感染に関する詳細な情報のない中での船内活動でありましたので、活動後は自身の感染に怯えた2週間を過ごしました。
活動を後押ししてくれたスタッフと家族には感謝しかありません。また、ともに乗船しその後もたくさんのご指導を頂いた医師会の先生方にも心から感謝申し上げます。
下の写真は記念品として頂きましたリヤドロの「優秀なドクター」という陶器の像です。
落ち着いた思慮深い医師の像ですが、まだまだその領域に達するには長い時間がかかりそうです。
緊急事態宣言を機に新型コロナウイルスの感染者数は減少傾向ではありますが、油断すればいつまた鎌首を持ち上げるかわかりません。
これからいよいよワクチン接種が開始されます。
その有効性、安全性、またどのような接種体制になるか多くの懸案材料があるかと思いますが、可能な限り皆さんにも情報の発信をしていきたいと思います。
それではこれからも頂いた像に恥ずかしくない医師になれるよう日々精進していきたいと思います。