アブレーション関連秋季大会
先日アブレーション関連秋季大会がWeb開催されました。
カテーテルアブレーションは不整脈の起源となる心筋に、血管内から心臓に留置したカテーテル先端から高周波を当てることで、不整脈を根治させる治療法です。
カテーテル先端と体表面に貼付した対極板の間に電流を流すことにより高周波を発生するのですが、対極板を貼る位置によりエネルギー効率が変化し、より確実な治療が得られるのではないか?という疑問を解決するために対外モデルを用いて実験を行いました。
今回の学会ではその結果を報告させて頂きました。
実験では、私たちが想定したように対極板位置により治療組織サイズに有意な違いが見られました。
現在実際の治療においても治療に有利な対極板位置を用いることで、当院のアブレーション治療では非常に良好な成績をおさめることが出来ています。
これからも少しの疑問を放置せず、検討そして解決することでより良い治療を皆様にお届けできるようスタッフ一同日々精進していきたいと思います。