横浜市青葉区 循環器内科 リウマチ科 小児科 皮膚科 禁煙外来 睡眠時無呼吸症候群 地域医療を支えるクリニックです

MENU

たちばな台日記 〜スタッフブログ〜

2021年04月

健診案内~横浜市在住の75歳以上の皆様へ~

管理栄養士の南です。

あっという間に桜吹雪ですね。ぎりぎりセーフ?!で桜の写真が撮れました。

桜の季節に生まれたので、桜が咲くと誕生日がやってきます。笑

 

さて、桜といえば新年度。

健診制度も年度単位で実施されることが多くあります。3月中は横浜市の特定健診に多くのお申し込みをいただきましたが、予約枠に達してしまい心苦しくも今年はお断りする件数が例年になく多かったように思います。

令和3年度の受診券は5月中旬頃にご自宅へ発送予定ですので、今年度はぜひお早めの

ご受診をお勧め致します。

 

当院では、感染症対策として健康診断の時間を朝一番の時間帯(830に設定させていただいております。受診控えからの疾患の発見が遅れてしまう事態は何としても避けたい想いでスタッフ一同取り組んでおりますので、気になることがあればお気軽にご相談下さい。

 

ということで、特定健診の受診券が発行されるまでの45月は健診の閑散期となっております。

そこで横浜市在住の75歳以上の方にお勧めしているのがこの時期の横浜市健康診査

です。こちらは受診券がございませんので、横浜市在住の75歳以上の方はお申し出

により健診を受けることができます。料金も無料ですのでお早めにご予約いただけると

幸いです。

 

ご予約は 045-961-7835 横浜市の75歳以上の健診 とお申し付け下さい。

 

この横浜市健康診査ですが、現在国では高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施

という大変長いタイトルで制度化が進んでおります。横浜市では今年度も従来通りの

健診ですが、近いうちにおそらく変更となるかと思います。

一部では「フレイル健診」と呼ばれており、低栄養予防など私が専門としている分野

の内容に重点がおかれた健診です。近いうちに私の活躍する時代がくると思っています。

(桜が咲きそろそろまたひとつ年をとるせいか最近ますます図々しくなってきました)

 

当院では制度化に先駆けて?健診から低栄養を危惧される方へは管理栄養士による栄養指導の実施もさせていただいております。年に一度の健康チェック忘れずにご受診下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

虹&介護報酬改定のおはなし

管理栄養士の南です。

3月も下旬となり、春らしくなってきましたね。

先週の土曜日、人生でおそらく初めて180度つながっている虹を見ました!

あわてて写真を撮りましたが、両端が映りきらず…

久々にわくわくした出来事でした。

 

さて、今年は3年に一度の介護報酬の改定があります。

今回の改定で管理栄養士が主としている業務である栄養関係の項目において

多くの評価をいただく改定となりました。

「栄養」「口腔」「リハビリ」は、低栄養予防のために重要な項目ですので

医療、介護連携した支援ができるよう今後も取り組んでまいりたいと思います。

 

長年目指していたことが少しずつ形になってきました。

もう少し軌道にのりましたら、またブログでもご案内させていただきたいと思います。

 

2020年お世話になりました

すっかりご無沙汰しております。管理栄養士の南です。

クリニックは本日仕事納めです。

今年は本当に大変な1年でしたね。

まだまだ先の見えない日々ですが、来年皆様と元気にお会いできることを願うばかりです。

 

コロナ禍の中、健康教室は1月を最後に実施できておりませんが

個別の栄養相談…1253件、特定保健指導…91名実施させていただきました。

お話の中で温かいお言葉をたくさんいただき感無量です。

 

ブログに!と何枚か写真を撮っておりましたがご紹介できていない写真を

1年の振り返りをかねて載せさせていただきます。

 

6月15日 散歩途中に見つけたハート形のあじさい

8月30日 珍しい形の雲 かなとこ雲というらしい

12月24日 最近ジョギング再開しました!

 

1年間お世話になりました。また来年もよろしくお願い致します。

 

 

食べられなくなったらどうしますか?

管理栄養士の南です。

すっかりご無沙汰しておりますが元気にしています。笑

 

 

新型コロナウイルスにより、日常が一変してしまいました。

当院でも受付での検温や、透明シート、電話診療などの感染対策のほか毎月かかさず開催していた健康教室の実施見合わせなど大きな変化がありました。

 

日本在宅医療連合学会の学術集会もコロナウイルス対策としてweb開催となりました。

もともと名古屋での開催予定でしたので、参加するか迷っていましたがweb開催となり参加出来るはず…でしたが、なんと申し込みをすっかり忘れてしまい気づいた時には締め切り後でした。。。

ということで、かろうじて申し込みできた市民公開講座を聴講致しました。

 

日本在宅医療連合学会学術集会HPより

 

 

在宅医療に携わりたいと思って数年、取得した認定資格も更新時期になったのにいまだ実現できていません。外来通院から在宅医療までを継続して携わっていきたいのですが、現在は外来通院が難しくなるとそこで支援終了となってしまっているので残念です。

 

さて、今回の市民講座は

 

人生の最終段階を考える ― 食べられなくなったら、どうしますか?―

というテーマで開催されました。

 

私は管理栄養士ですので

 

「食べられなくなったらどうしますか?」

日頃から患者さまとのお話の中で度々登場する言葉なのですが…

 

今回web聴講中にアンケートがありました。

 

 Q 食べられなくなったらどんな栄養管理を望みますか?

 

会場の回答は以下のとおりでした。

 

① 経鼻胃管(鼻からチューブをいれ水分・栄養管理を行う) 14名(4.9%)

② 胃ろう(胃に直接チューブを挿入し水分・栄養管理を行う)41名(14.3%)

③ 末梢静脈栄養(末梢の血管からの点滴栄養)       15名(5.2%)

④ 中心静脈栄養(鎖骨下などの血管から点滴栄養。高カロリー投与可能)9名(3.1%)

⑤ いずれも不要                     113名(39.4%)

⑥ 質問自体が不適切                   95名(33.1%)

 

皆様はどうお考えでしょうか?

 

考える上でまず医学的判定をもとにすることが重要です。

例えばがん末期かつ老衰の終段階においては人工栄養の利点はほとんどなく、⑤を選択することは緩和ケアの観点から気道内分泌(痰)などの減少で吸引の苦痛や、気道閉塞のリスク減少が期待できることが考えられます。

一方、交通事故によるけがなどで経口摂取は難しいものの全身状態良好な場合は②を選択し栄養管理を行うことでその後の回復の利点になることが期待できます。

つまり状況により選択の視点が異なります

 

また1人ひとりの価値観を大切にすることも重要です。

そのためには元気なうちから人生の最期をどのように迎えるのかご家族や医療スタッフと

話し合いを重ねていくことが大切です。

 

「人生会議」という愛称もつきましたが、医療が進歩した現在、「人生の充実」を軸とした食支援ができるようチーム医療の一員として貢献できたらと思います。

 

安全に食べるための食支援(KTバランスチャート)

管理栄養士の南です。

前回に引き続き小山珠美先生の研修会のお話です。

 

今回はKTバランスチャートについてご紹介させていただきます。

 

KTバランスチャート

看護師の小山珠美先生が長年の実臨床で養った、食べる支援に必要な要素を専門家でなくても評価でき、ケアに生かせるように開発されたツールです。

 

「食べたい」と願っている方にどのようにケアしたら「食べる力が改善していくのか」という視点に立って作られました。

 

①食べる意欲

②全身状態

③呼吸状態

④口腔状態

⑤認知機能

⑥咀嚼・送り込み

⑦嚥下

⑧姿勢・耐久性

⑨食事動作

⑩活動

⑪摂食状況レベル

⑫食物形態

⑬栄養

 

の13項目をそれぞれ1~5点で評価しレーダーチャートにして「強み」「弱み」を可視化することでわかりやすくすることができます。

 

ホームページ上から詳細が閲覧できますので、ぜひ「KTバランスチャート」を一度検索

してみて下さい。

 

 

私が初めてKTバランスチャートを学んだのは、まだ当院に入院病床がある頃でした。

咀嚼嚥下機能に障害のある患者様も多くいらっしゃいましたが、当院には言語聴覚士がおらず、またVF(嚥下造影検査)やVE(嚥下内視鏡検査)などの設備もありませんでしたので、安全な食事の提供について悩むことも多くありました。

 

KTバランスチャートを知って、まずは自分が習得し院内に広めていこう!と思った矢先の入院病棟閉鎖でした…。

 

 

現在、担当している患者様にKTバランスチャートが必要と思われる患者様はいらっしゃらないので、実臨床での出番はないのですが、必要な時期が来たら使いこなせるよう準備をしておきたいと思います。

 

 

最近、患者様とのお話の中で「終活」という言葉も度々聞かれるようになりました。

人は誰でもいつか食べることが難しくなります。

 

もちろん「食べる」ためにできる支援もたくさんありますが、「お食い締め」という言葉も登場し、「栄養の選択」についてのお話もさせていただいております。

 

人生の最期まで寄り添える管理栄養士になれるよう包括的視点から食支援を行うことが私の目標です。

 

以上研修報告でした。

今月は研修月間!しかも、摂食嚥下に関する内容が続きます。時代の流れに遅れない様学んでいきたいと思います。

安全に食べるための食事介助技術

管理栄養士の南です。

 

NPO法人 口から食べる幸せを守る会 理事長
看護師  小山珠美先生の研修会に久々に参加してきました。

 

神奈川県栄養士会主催の研修会でしたが、
なんとお隣の管理栄養士さんが「南さん」でした。

偶然の出会いに運命感じてしまいました★ 

 

研修の冒頭、死因についてのお話がありました。
現在日本人の死因の第3位は老衰です。

 

厚生労働省 平成30年人口動態統計月報年計より引用

 

老衰とは心身が複合的に衰弱することですが、死亡診断書記入マニュアルでは
「高齢者でほかに記載すべき死亡原因のない、いわゆる自然死」と定義されています。
高齢になると複数の疾患を抱えていることも多く、その判断は難しいそうです。

 

しかし共通する点として、人生の最期は食べることができなくなります
全身の慢性的な炎症により細胞の数が減少し、臓器の機能が低下します。
消化管の機能も低下するため、食事を摂っても吸収することが難しくなり身体は
痩せていきます。最終的には食事を受けつけなくなります。

 

摂食嚥下機能の低下40歳代から始まるといわれています。
個人差も多くあるため、違和感を感じ始めたらお早めにご相談下さい。

 

当院では摂食嚥下リハビリテーション学会分類2013を用いて摂食嚥下機能低下に対する栄養指導
を実施しております。お気軽にお問い合わせください。

 

今回の研修では食事介助の実習がありました。
自分で食事をすることが困難な際は介助者による「食事介助」により食事をすることがあります。
不適切な介助は誤嚥や窒息などのリスクが高まり大変危険ですので、食事介助を担当する際は介助技術が重要となります。

 

右利きの患者様へは右側から右手で、左利きの患者様へは左手側から左手で

患者さんの手になる様に介助する!

今まで角度や姿勢など、頭で考えていましたが、自分が食事をする時をイメージして実践すればよい食事介助ができそうだ!と新たな発見です。

 

↑↑↑
実際こちらを用いて、水の嚥下やゼリーの介助をお隣の南さと一緒に行いました。
ちなみに、写真のスプーンは介助には不向きです。柄の長いティースプーンが適しています。

 

長くなりましたので、この続きはまた次回ご紹介させていただきます。

;