管理栄養士より
神奈川県糖尿病療養指導士研修会
管理栄養士の南です。
研修報告続きます…
今回は神奈川県糖尿病療養指導士認定機構の研修のお話です。
神奈川県糖尿病療養指導士とは
神奈川県内で糖尿病療養に携わり、一定以上の研修単位を取得した後レポートを提出し、審査に合格すると得られる認定資格です。
取得した後も更新するためには一定以上の単位を得ることが必要です。単位取得するためにはこの研修は外せません!ということで横浜そごうへ行ってきました。
今回のテーマは「腎」
透析には一人当たり年間500万円ほどの医療費がかかることはご存知でしょうか?現在透析患者数は32万人ほどですので、1兆6千億円ほどかかっていることになります。
透析導入の原因の第1位は糖尿病腎症によるものです。そこで、国は糖尿病重症化プログラムを作成し、現在各市町村国保の保険年金課により各自治体での取り組みが進んでいるそうです。
7題のテーマでの講演がありましたが、その中でたびたびクリニックでは管理栄養士がいないという言葉が出ておりました。当院には、管理栄養士がおりますのでチーム医療で糖尿病治療に臨むことができます。
糖尿病治療には食事や運動などの生活支援が必須です。薬を飲んでいるから…ではなかなかコントロールが難しいのが糖尿病。難しいことではなく、生活の中のちょっとしたところを見直すことで劇的に改善することもあります。逆に生活に問題なくてもなかなか難しいこともあります。
遺伝的要因も言われている昨今、おひとりおひとりにあった支援ができるように取り組んでまいります。
研修テーマ) これでわかる!糖尿病腎症のすべて
食品と栄養素の関係
管理栄養士の南です。
前回に引き続き、研修のお話です。
しばらく続きますが、よろしくお願いします!
突然ですが質問です!
食品と栄養素の関係は?
このお題について1グループ6名、8グループで考えました。
ちなみに参加者は全員管理栄養士または栄養士です。
20文字以内で各グループホワイトボードに書いていきます。そして、隣のグループの回答に対し批判する部分について赤字で訂正します!
私はグループの中で年齢的にも経験的にもちょうど真ん中くらいでしょうか。
学生さんもいて、学生の頃は現役の栄養士さん達の研修会に参加するなんて微塵も思った事がなかった事を反省した次第です…。
クリニックでは1人管理栄養士ですし、青葉区医師会栄養ケアステーションや在宅管理栄養士の分野では先輩が多くまだまだ若手!と思っておりましたが、どうやら勘違いだったようです!汗
さて、私達が考えた答えは
食品には複数の栄養素が含まれる
皆さまのお考えはいかがだったでしょうか?
正解はひとつではありません!考える過程や他のグループの回答から多くのことを学んでいきます。
食支援も正解はひとつではありません。お一人お一人の生活や身体の状態に適した支援が必要ですので、こうしたトレーニングは大切です!
今回は小児の脳性麻痺についても学んできました。お恥ずかしながら人生初です!
餅は餅屋といいますが、管理栄養士にも色々な分野はあるものの、クリニックでは多くの疾患の入り口として幅広い疾患に対応できる必要があります。
実際脳性麻痺のお子様と関わる事はないかも知れませんが、小児の特性として新たな発見もあり小児の支援に役立ちそうなヒントを得ることができました!
講師の先生曰く、管理栄養士は字が小さい!
(控えめな人が多いという意味でしょうか?。よく縁の下の力持ちとも言われます)
という事でしたが私がホワイトボードに書いた字は誰よりも大きかった…!クリニックで鍛えられている成長させていただいている証かと思います!感謝です!!
写真は、今回の資料の表紙です。Qの文字は宿題…。たくさんの宿題を持って帰ってきました。。。
研修)経口摂取と非経口摂取の栄養管理
~小児・高齢者の対象者に必要な栄養素と経腸栄養の調整~
人生100年時代を考える
管理栄養士の南です。
まだまだ残暑厳しい日が続きますが、学びの秋が始まりました。この秋私は研修ラッシュです。
認定資格更新のための参加必須の研修から、興味がある分野の研修まで週末が忙しくなりそうです…。
先日は日本在宅栄養管理学会の研修会に参加してきました。
タイトルは平成30年度診療報酬改定の基本方針の一文を引用しています。
国は地域包括ケアシステムの構築を推進しておりますが、これは住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができることを目指しています。
その中で管理栄養士の果たす役割や、活動できる診療報酬・介護報酬上の制度等、春に改定された診療報酬・介護報酬の詳細について改めて学んできました。視点を変えるとまた新たな発見もあり、日々勉強ですね。
また、現在日本栄養士会で進めている栄養ケア・ステーションについて考えてきました。
青葉区には、青葉区医師会栄養・ケアステーションがあります。月に一度青葉区内の医療機関や介護福祉施設、地域活動の管理栄養士で会議をしています。他施設の管理栄養士と顔の見える関係となり、日々の業務においても大変有益であると感じます。
こうした仕組みも、うまく機能してこそ意味があります。
今回は、栄養ケアプロセスという、食事・栄養の状態のアセスメントから栄養に係わる問題点を、統一した言語で表記する栄養診断、介入、再アセスメントという流れについても学びました。この研修はすでに何度も受けておりますが、ようやく身につきそうな兆し。日々勉強ですね…
冒頭タイトル、人生100年時代において、食はますます重要になってくると思います。食の専門職として地域の皆様の暮らしを支援できるよう、こつこつ地道に日々活動してまいります!どうぞよろしくお願いいたします。
健康教室レポート『夏を乗り切る3つの方法』2 食事編
管理栄養士の南です。
前回に引き続き健康教室のレポートです!
夏を乗り切る3つの方法の「その2」としてお話しさせていただきました。
夏と言ったら「うなぎ!」ということで…
まず土用の丑からです。
土用の丑とは
「土用の期間の丑の日」のことです。
土用…立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間
丑の日…十二支が日にちにもあり12日に1度丑(うし)の日があります。
ちなみに今年の夏の土用の丑は7月20日と8月1日でした。うなぎを食べることは江戸時代から広まりましたが、科学的根拠については??? もしご存知であれば教えて下さい!
うなぎの話の次はいよいよ、本題です。
以前、「春の薬膳」がありましたが、今回はその続編「夏の薬膳」です。
テーマ:夏に食べたい夏バテ予防の薬膳料理
夏の養生のポイントは熱を取り除き、気と水を補う食品を取り入れます。
簡単にご紹介します!
◎熱を取り除く食品
ゴーヤ、きゅうり、トマト、すいか、バナナなど
◎気を補う
米、小麦、山芋、鶏肉、豚肉、枝豆、とうもろこし、うなぎなど
◎水を補う
豆腐、きゅうり、れんこん、桃、はちみつ、牛乳など
◎水の偏りを直す
とうもろこし、なす、小豆、昆布、たまねぎ、とうがん、わさびなど
毎回恒例のレシピ配布は、山芋のシャキシャキ梅サラダ
レシピは院内にて配布しております!
また、神奈川県の取り組みとして未病についても少しお話いたしました。こちらはまた次回にご紹介させていただきます。
8月4日、栄養の日
管理栄養士の南です。
今日から8月ですね。子ども達は夏休みでおばあちゃんの家にお泊まりに行っているのである意味夏休みの私です。
さて、日本栄養士会では2017年より8月4日を栄養の日(エイヨー)、8月1日~8月7日の期間を栄養週間と制定しております。
平成30年7月2日~8月31日までの期間栄養ワンダー2018というイベントが各地で行われています。
台風の中先週7月28日、29日にパシフィコ横浜で全国栄養士大会が開催されました。残念ながら私は家庭の都合で参加できませんでした…来年は行けるとよいのですが。。。
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日本栄養士会のホームページでも栄養情報を見ることができます。いま知っておきたい栄養問題とは?!というテーマでわかりやすくなっておりますのでご覧下さい。