2018年10月
健康教室レポート『災害時、いざという時どうしますか?』~知って欲しい日常の備えと災害時の行動~
講師の山嵜院長は、災害時地域医療対策委員会の理事として青葉区で災害が起きた際にどのように対応したよいか毎月対策をたてています。
今年は、平成30年7月豪雨、大阪府北部地震、北海道胆振東部地震など、いつ身の回りに災害が起こるか、起きたらどうするか改めて考えさせられます。
平成30年7月豪雨で被害のあった岡山県倉敷市真備町では防災のためのインフラ整備が今まさに行われる矢先の災害でした。防災整備にはお金や時間がかかるため、まず自分自身で出来ること考える必要があります。青葉区では、災害の被害予測を地図にしたハザードマップが作成されています。これを用いて自分の住居や勤務先の被害予測を事前に知っておく事が重要です。
私たちの暮らしている横浜市は今後、南海トラフ地震や首都直下型地震に備える必要があります。青葉区の被害想定は死者や負傷者の数は少ないと予測されていますが、停電、断水、インフラが機能しなくなるなど、家で生活する事が困難になり相当の数の被災者が発生し避難を余儀なくされる可能性が高くなると予測されます。
それでは大地震が発生したらどうするか?
在宅中に緊急地震速報が鳴ったら・・・
- 揺れに備えて頭を守り、大きな家具から離れる。丈夫なテーブルの下などに隠れる。慌てて外に出ると危険です。
- 火を消して、戸を開ける。停電が復旧した時に暖房器具などの家電の電源が入り火災を起こしやすくなるのでブレーカーを落とすと良いでしょう。
どんなときに避難が必要か?
生活が不便に感じたら避難所に向かうと良いでしょう。しかし、自分の避難所を知らないと困るので事前にハザードマップ等で調べましょう。
避難所にはいろいろな備蓄品が備えてあり、その他に地域定点診療拠点が設置され医療関係者が治療やトリアージを行います。
トリアージとは?
大事故や災害などで多数の患者発生したときに緊急度に従って治療の優先順位を付けることです。限られた人的、物的医療資源を最大限有効に活用し、なるべく多くの患者の生命を助けます。
地域定点診療拠点で行われる事
- 医師等が負傷者のトリアージを行う。
- 医師等が軽症者の診療を行う。
- 重症者・中等症者を拠点の運営委員等(各自治体の皆さんの力が必要)が病院へ搬送する。
- 医療チームが他の防災拠点に巡回診療を行う。
避難所に何を持って行きますか? 最低限の持ち物
- 現金:1,000円札、100円、10円(お釣りが不足するため小銭が便利)
- 水:500mlペットボトル数本
- 非常食:缶詰、ビスケット、飴など
- ティッシュ、ウエットティッシュ、タオル
- 懐中電灯、ラジオ
- カイロ、防寒具
- 携帯電話の充電器、予備バッテリー
- 身分証(運転免許証・保険証・パスポート等)
- 眼鏡
- 薬(1週間ぐらい予備があると良い)
薬がなくなったら…
従来薬局では、処方箋無しでは医薬品の販売は禁止されています。しかし、災害時に限り医師の診療や処方箋の交付が困難な場合には、後日医師から処方箋を書いてもらうことを条件に慢性疾患治療薬に限り処方箋無しで調剤することができます。
しかし、かかりつけ医が停電など被災している場合や別の診療所に受診した場合、薬の内容がわかりません。薬を証明するにはお薬手帳を携帯することが大事です。
災害は突然おそってきます。今から十分な準備を行ってください。
終末期の栄養管理
管理栄養士南です。
先日、神奈川県栄養士会の臨床栄養セミナーに参加してきました!
当院には3月まで入院施設がございましたが、その中で終末期医療に携わらせていただく事も多くありました。
在宅医療に携わりたいと数年前より熱望しておりますが退院後も継続した支援がしていきたいと思った事がきっかけで、現在は入院施設はありませんが外来から在宅への移行にシームレスな支援ができたら…と考えています。
ということで終末期の栄養管理学んできました。
午前中は薬剤師豊田義貞先生からの講義でした。
そもそも、終末期の定義は?
という事も実は曖昧ですが、老年医学会から
病状が不可逆的かつ進行性で、その時代に可能な限りの治療によっても病状の好転や進行の阻止が期待できなくなり、近い将来の死が不可避となった状態とされています。
個人により終末期の経過は極めて多様な事から具体的な期間の設定はありません。
人生の最期の時間をどの様に過ごすのか、早いうちから考えていく事が大切ですね。
さて、終末期における苦痛には
痛み
倦怠感
呼吸困難
が上位にあがります。
その苦痛を緩和する為に薬物療法が行われますが、必発する食の副作用のケアに管理栄養士としてどう関わっていくのかをエビデンスはもちろん、センスが必要だと感じました。
普段見なかった事にしてしまいがちな痛み止めや向精神薬の詳細を分かりやすくお話しいただいたので、早速外来で活用していこうと思います。
便秘、食欲不振、嘔吐、下痢
引き出しが増えたような気がします!
午後からは田無病院の丸山道夫先生からがん終末期の栄養管理について学びました。
がんになると体重が減る事が多いですが、2つの原因があります。
がん関連体重減少
消化管の狭窄・閉塞、治療による食欲不振、告知による精神ストレスを背景とした食欲不振が原因で、十分なたんぱく質とエネルギーの補給により改善可能です。
がん誘発性体重減少
がんによる代謝異常に起因するもので、通常の栄養管理では改善する事が困難です。
この体重減少や、筋肉量の低下、全身の炎症反応が起こっている状態を悪液質(あくえきしつ)といいますが、段階があり目指す栄養管理も変わってきます。
悪液質が進行し終末期を迎えると栄養管理のギアチェンジを行いますが、終末期の輸液(点滴)はQOL(生活の質)の悪化をもたらし1日1000ml以下に留め、高カロリー輸液は行わない事が推奨されていますが、点滴の認識への配慮も欠かせません。
がんに限らず、食べられなくなった時、どうするのか?
選択肢が多くある今、元気なうちから考えていきたいですね。
特定保健指導ご予約受付中です!
管理栄養士の南です。
ご案内が遅くなってしまいましたが、横浜市国民健康保険ご加入の皆様へ
9月下旬頃より平成30年度特定保健指導の利用券がご自宅へご郵送されています。
特定保健指導は、特定健康診査の結果、メタボリックシンドロームの危険度が高い
方に対し生活習慣改善を改善することで、脱メタボを目指す内容となっております。
動機付け支援、積極的支援 2つのコースがございます。
当院では積極的支援の方のみ期間中に2回血液検査も実施いたします。
いずれも自己負担無料となっておりますので、利用券が届かれましたらぜひ
ご利用いただければと思います。
対象の皆様へは↑ このようなご案内が届いております。
ご予約はお電話または受付窓口にて行っております。
ご予約から実施まで 管理栄養士 南 が対応させていただきます。
045-961-7835 お気軽にお問い合わせください。
また、平成30年度より特定健康診査が無料となっております。期限は平成31年3月31日
ですが、例年3月は大変込み合います。冬季はインフルエンザの流行なども予想され
ますので今年度まだお受けでない方はこの秋のご受診をお勧めいたします。
たちばな台 フットサル倶楽部
みなさんこんにちは総師長の箱田です。
朝晩涼しくなり、秋を感じるようになりましたね。
やってきました「スポーツの秋!!」 !(汗_汗)!
日頃の診療で運動の重要性についてお話している私達としては、運動を行っている証をお知らせする良い機会とも思いブログにさせて頂きました。
当日はサッカー、フットサルをこよなく愛する経験者、とにかく体を動かしたい、とりあえず言われて来たなど 施設や部門の枠をこえて多くの職員が集まり、仕事を終えてからの運動としては沢山動いて心地よい汗を流しました。
(翌日の筋肉痛を心配する方の方が多かったみたいですが!!(>_<))
フットサルを通じて日常的にコミニュケーションが不足している職場の方々とも楽しく交流ができ、新しいチームワークを結ぶ事が出来ました。
今後も継続的に運動レクレーションを行って行きたいと思います。
神奈川県糖尿病療養指導士研修会
管理栄養士の南です。
研修報告続きます…
今回は神奈川県糖尿病療養指導士認定機構の研修のお話です。
神奈川県糖尿病療養指導士とは
神奈川県内で糖尿病療養に携わり、一定以上の研修単位を取得した後レポートを提出し、審査に合格すると得られる認定資格です。
取得した後も更新するためには一定以上の単位を得ることが必要です。単位取得するためにはこの研修は外せません!ということで横浜そごうへ行ってきました。
今回のテーマは「腎」
透析には一人当たり年間500万円ほどの医療費がかかることはご存知でしょうか?現在透析患者数は32万人ほどですので、1兆6千億円ほどかかっていることになります。
透析導入の原因の第1位は糖尿病腎症によるものです。そこで、国は糖尿病重症化プログラムを作成し、現在各市町村国保の保険年金課により各自治体での取り組みが進んでいるそうです。
7題のテーマでの講演がありましたが、その中でたびたびクリニックでは管理栄養士がいないという言葉が出ておりました。当院には、管理栄養士がおりますのでチーム医療で糖尿病治療に臨むことができます。
糖尿病治療には食事や運動などの生活支援が必須です。薬を飲んでいるから…ではなかなかコントロールが難しいのが糖尿病。難しいことではなく、生活の中のちょっとしたところを見直すことで劇的に改善することもあります。逆に生活に問題なくてもなかなか難しいこともあります。
遺伝的要因も言われている昨今、おひとりおひとりにあった支援ができるように取り組んでまいります。
研修テーマ) これでわかる!糖尿病腎症のすべて














