外来
『子どもの成長発達と家族を長く支える小児科診療』 たちばな台クリニック小児科 秋谷 進 青葉区 青葉台駅 乳幼児健診 5歳児健診 予防接種 発達相談 小児神経 児童精神科 子どもの心診療

これからの小児診療
日本では少子化が急速に進み、急な発熱などの感染症診療で受診する子どもの数は減少傾向にあります。その一方で、感染症を予防するための予防接種、アレルギー疾患や慢性疾患、乳幼児健診や5歳児健診、発達に関する相談など、医療機関と長く関わり続ける子どもの割合は増えている状況です。そのため、これからの小児科診療には、「一人ひとりの子どもを継続的に支える診療」へのシフトが求められているのです。
今回は、たちばな台クリニック小児科が今後どのように子どもの成長をサポートしていくのか、大きく4つの柱に分けてお話しします。
1.一般診療・アレルギー診療
従来の感染症(風邪や胃腸炎など)の診療に加え、近年特に重要になっているのがアレルギー診療です。現在、日本では何らかのアレルギー疾患を持つ人が国民の半分近くにのぼるとも言われ、小児でも急増しています。乳幼児期のぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーはもちろんのこと、アレルギー性鼻炎や花粉症は、小学校高学年〜中高生になるとかなり多くなります。地域によっては3〜4割程度という報告もあるほどです。アレルギーは一時的な治療で終わらないことも多いため、子どもの成長に合わせて長く付き合い、症状を上手にコントロールしていく継続的なサポートが不可欠です。
子どもの発熱 どう対応する? 子どもの発熱と解熱剤のしくみ たちばな台クリニック小児科 秋谷 進
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2.乳幼児健診・5歳児健診・発達相談
健診や発達相談について、「何か問題がある子が行くところ」と身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、本来は「日頃のちょっとした心配なことを話しに行ける場」です。
子どもの成長のペースは一人ひとり異なります。体の成長確認や病気・異常の早期発見はもちろん、ご家庭での関わり方や生活のアドバイスを受けることで、保護者の方の安心にもつながるはずです。また、発達相談や5歳児健診では、言葉の遅れや運動、対人関係の様子について、「その子の個性なのか、それとも少し支援が必要なのか」を一緒に考えます。言葉や社会性のつまずきを早期に発見し、適切なサポートへつなげることが、子どもたちの健やかな育ちを守ります。
「こんな些細なこと、聞いていいのかな」と迷う必要はありません。子育ての悩みは尽きないものですが、専門家に話すことで心がスッと軽くなることもあります。まずは遠慮なく声を聞かせてください。
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3.予防接種
予防接種は、それによってしか防げない病気や、万が一かかった際の重症化を防ぐために非常に大切です。そしてもう一つ知っておいていただきたいのは、「ワクチンは自分を守るだけでなく、周りの人、すなわち社会全体を守ることにもつながる」という点です。例えば、感染力の強い麻疹(はしか)や風疹の広がりを防ぐには、集団として約95%以上の高い接種率を保つことが重要とされています。未来の社会を守るためにも、計画的な接種をお願いいたします。
予防接種の種類は、大きく分けて定期接種と任意接種の2種類です。
• 定期接種:国が受けることを強く推奨しており、決められた期間内であれば原則として公費(無料)で受けられます。
• 任意接種:自己負担となりますが、「受けなくてもよい」というわけではありません。子どもの健康を守るために、医学的には定期接種と同等に重要なワクチンです。
子どもの予防接種スケジュールは、以下から確認できますのでぜひご活用ください。
予防接種スケジュールの確認はこちら
また、痛みに敏感な子ども向けに「ペンレス」という痛み止めのテープ(シール)を当院では自己負担で使用することも可能ですので、必要な方はご相談ください。
*なお、エムラクリーム・エムラパッチは、副作用と費用対効果の関係からたちばな台クリニック小児科では採用しておりません。
*ペンレスは効果発現まで30分程度要します。予約取得時に希望をお伝えください。
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4.子どもの心診療・小児神経診療・児童精神科診療
子どもの発熱など身体的な症状や内科疾患に比べて、子どもの心の不調は、「性格」「甘え」と見られがちであることや子ども自身も言葉でうまく説明できないことから、周囲も気づきにくいことが多いことがわかっています。
また、「うちの子はそこまでではない」、「病名をつけられたくない」という思いから受診をためらうことがあります。「まずは学校生活を頑張らせてみよう」と長く様子を見るうちに、受診のタイミングを逃してしまうことがあります。不眠、腹痛、頭痛、登校しぶり、イライラや睡眠の課題などは、心のサインであることも多いです。
早い段階で相談すると、環境調整や関わり方の工夫で改善しやすくなります。
例えば子どもの発達障害の診療は、完治を目指すものではありませんが、特性を緩和し、お子さんが生活しやすくなることを目的としています。特性が日常生活に困難をもたらす場合、早期に専門医を受診することが重要です。
『子どものADHD(注意欠如多動症)』 たちばな台クリニック小児科 秋谷 進
子どもの健やかな成長を共に支えるパートナーとして
子育てには不安や悩みがつきものです。これからの小児科は、ただ病気を治すだけの場所ではなく、子どもが大人になるまでの道のりを一緒に歩み、ご家族を総合的にサポートするパートナーでありたいと考えています。
たちばな台クリニック小児科では地域に根ざした小児医療を目指しております。
とくに、日々の生活の中で、子どもの体調や発達について少しでも気になることがありましたら、一人で抱え込まず、ぜひお気軽にたちばな台クリニック小児科へご相談ください。
2026.05.03 たちばな台クリニック小児科 秋谷 進
『子どものADHD(注意欠如多動症)』 たちばな台クリニック小児科 秋谷 進 青葉台駅 青葉区 小児科 予防接種 5歳児健診 発達障害診療 発達相談
『子どものADHD(注意欠如多動症)』
子どもの特性を理解し、適切な支援で生活の困難さを軽減しましょう
今回は児童精神科外来で診療する機会の多い子どものADHDについて解説します。
児童精神科医がADHD特性をもつ子どもの受診を勧めるのは子どもの特性を理解し、適切な支援で生活の困難さを軽減するためです。
ADHDの特性を持つお子さんは、学業や対人関係で以下のような困難を経験することがあります。
不注意: 集中が続かず、忘れ物が多い、指示を最後まで聞けないなど。
多動性: じっと座っていられない、落ち着きがない、過剰に動き回るなど。
衝動性: 順番が待てない、感情のコントロールが難しい、相手の話を遮るなど。
これらの困難さが続くと、自己肯定感が低下したり、不登校や二次障害(不安障害、うつ病など)につながるリスクもあります。

ADHDの治療は、完治を目指すものではありませんが、特性を緩和し、お子さんが生活しやすくなることを目的としています。特性が日常生活に困難をもたらす場合、早期に専門医を受診することが重要です。
2026.1.1 たちばな台クリニック小児科 秋谷 進
子どもの発熱 どう対応する? 子どもの発熱と解熱剤のしくみ たちばな台クリニック小児科 秋谷 進 青葉台駅 青葉区 小児科 予防接種 5歳児健診 発達障害診療 発達相談

子どもの突然の発熱は、とても心配なことです。
しかし、発熱は体がウイルスや細菌と戦っている重要なサインでもあります。
この記事では、発熱のメカニズム、解熱剤について、小児科医の立場から分かりやすく解説します。
■発熱のしくみ
①体が熱を出す仕組み
ウイルスや細菌といった小さな敵が体の中に侵入すると、白血球などの免疫細胞が感知し、「サイトカイン」を放出するようになります。サイトカインが血液の流れに乗って脳に運ばれると、情報伝達物質「プロスタグランジン」が作られます。
このプロスタグランジンが、脳の体温をコントロールしている「体温調節中枢(視床下部)」に働きかけ、体温を上昇させるよう指令が発せられるのです。
②生体防御反応としての発熱
発熱は、体を守るための重要な「生体防御反応」の一つです。体温が上昇することにより、多くのウイルスや細菌は増殖しにくくなります。例えば、インフルエンザウイルスなども、高い熱には弱いのです。
体温が上昇すると、私たちの免疫システムで働く白血球などの免疫細胞がより活発に、そして効率的に病原体と戦えるようになります。熱を出すことで、体は病気を早く治そうと頑張っているのです。
■子どもの解熱剤、大人とどう違うの?~安全な解熱剤の選び方~
発熱した子どもに処方される解熱剤は、主に「アセトアミノフェン」という成分のものです。アセトアミノフェンが熱を下げる詳しい仕組みは、まだ完全には分かっていません。しかし、アセトアミノフェンが脳の体温調節中枢に作用し、血管を広げて体の外へ熱を逃がしやすくして体温を下げると考えられています。大人が熱や痛みでよく使うロキソプロフェン(商品名:ロキソニン®など)や、ジクロフェナクナトリウム(商品名:ボルタレン®など)といった解熱鎮痛薬は、「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」という種類です。NSAIDsは、体温を上げる原因物質であるプロスタグランジンが作られるのを抑えることで熱を下げます。しかし、1999、2000年の厚生科学研究で、子ども、特にインフルエンザなどの特定のウイルス感染症にかかっている場合にNSAIDsを使用すると、死亡率が高くなることが報告されました。そのため、日本小児科学会からも「インフルエンザの際にはアセトアミノフェンが適切であり、NSAIDsの使用は慎重にすべき」という提言が発出され、原則として子どもには使用しません。
熱があっても比較的元気で、水分も取れて眠れているなら、急いで使う必要はありません。一般的には38.5℃以上で、子どもがつらそうにしている場合が使用を考える目安です。
詳しくは以下を参照してください。
秋谷進.東京報道新聞.子どもの発熱 どう対応する?発熱と解熱剤の正しい知識と理解.
子どもの発熱 どう対応する?発熱と解熱剤の正しい知識と理解 – 東京報道新聞
2025.08.13 たちばな台クリニック小児科 秋谷 進
2025年4月から定期接種になった 帯状疱疹ワクチン たちばな台クリニック小児科 秋谷 進 青葉台駅 青葉区 小児科 予防接種 5歳児健診 発達障害診療 発達相談

2025年4月、「帯状疱疹後神経痛(PHN)」などつらい痛みを引き起こす帯状疱疹のワクチンが、65歳以上の方などを対象に予防接種法に基づく「定期接種」となりました。帯状疱疹ワクチンの定期接種は、痛みや後遺症から自分を守る重要な手段です。
皆さんも対象年齢に達した際は、居住自治体のホームページを確認したり、保健所に問い合わせたりして、正確な情報を確認してください。なお、万が一の健康被害に備えて、国による救済制度も整備されています。安心して接種を検討していただけます。
2025年7月29日 たちばな台クリニック小児科 秋谷 進
*詳しくは、秋谷進.AllAbout.2025年4月定期接種化! 帯状疱疹ワクチンの必須知識:種類・費用・後遺症リスクを徹底解説.
https://allabout.co.jp/gm/gc/512399/
2025年4月定期接種化! 帯状疱疹ワクチンの必須知識:種類・費用・後遺症リスクを徹底解説 [医療情報・ニュース] All About
小児科再始動のお知らせ
永らくお待たせ致しました。
2025年3月より
小児科が平常通りの診察に戻ります!!
発熱・風邪症状の診察、乳児健診や予防接種などの対応を再開致します。
詳細は追ってご連絡致します。
ご不便をお掛けしておりますが、新たな小児科を今しばらくお待ち下さい。
たちばな台クリニック
〒227-0046
横浜市青葉区たちばな台2-7-1
電話番号:045-961-7835
FAX番号:045-961-7862
メールアドレス:tachibanadai.cl@gmail.com
外来診察室
これまで内科外来の2つの診察室の間には壁がありました。
そのためスタッフが2つの部屋を自由に行き来しにくく、診療にもご迷惑をおかけすることがありました。
そこで、8月30日「診察室の大移動」を行いました。
これまで皮膚科外来で使用していた2部屋を内科診察室に、内科外来で使用していた部屋を皮膚科外来にレイアウト変更です。
もちろん大変な大移動でしたが、外来時間終了後からクリニックスタッフ一丸となって夜遅くまで頑張ってくれました。


クリニックスタッフの団結力には本当に感動しました。
これからも皆様により良い医療をお届けできるよう、スタッフ一同日々頑張りますので宜しくお願いいたします。





