横浜市青葉区 循環器内科 小児科 皮膚科 禁煙外来 睡眠時無呼吸症候群 地域医療を支えるクリニックです

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たちばな台日記 〜スタッフブログ〜

院長より

第10回 たちばな台BLS (Basic Life Support) コース開催!

院長の山嵜です。

 

3月23日 記念すべき第10回目となるたちばな台BLSコースを開催いたしました。

BLSとは「Basic Life Support」の略で、心肺停止に対する最も基本的な処置を意味します。

 

具体的には

・倒れている人を発見

・意識の確認~応援要請

・心停止の確認

・胸骨圧迫と換気

・AEDによる電気的除細動

 

を学びます。

 

 

今回はたちばな台病院とたちばな台クリニックの看護師さん、放射線技師さん、ケアマネージャーさんの計10人が受講されました。

 

2人1組で協力し心肺蘇生を行います。

 

 

胸骨圧迫の練習です。これが一番重要です。

 

 

皆さん積極的にインストラクターに対して質問をしてくれました。

 

 

先輩インストラクターが後輩の指導を温かく見守ります。

 

 

約2時間のコースを修了し、筆記テストと実技テストを行い・・・・

 

 

皆さん、無事に合格されました! おめでとうございます!

 

来年度も定期的にコースを開催しスタッフの技術を向上することで、地域の皆様や外来、入院の患者様に貢献していきたいと考えております。

第27回たちばな台健康教室 ~糖尿病は完治できる?~

院長の山嵜です。

 

少し暖かくなるとともに花粉症の方にはつらい季節になって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

2月の健康教室は糖尿病についてお話をさせて頂きました。

冷たい小雨の降る中70名弱の皆様に参加して頂きました。

 

本当に有難うございました。

 

 

 

 

糖尿病の原因には大きく2つあります。

 

❶ インスリン抵抗性の増大

 

❷ インスリン分泌低下

 

過食などにより脂肪細胞が肥大するとアディポネクチンの分泌が低下し、TNF-αなどの炎症を惹起するアディポサイトカインが増加することでインスリンの作用が低下してしまいます。

 

また日本人は欧米人に比べ人種的にインスリン分泌能が低下していることが知られています。

そのため日本人では欧米人に比べ、軽度のインスリン抵抗性増大により糖尿病を発症してしまう事になります。

 

 

今回の講演では、運動療法によるインスリン抵抗性の改善とアディポネクチン分泌の増大効果についてお話させて頂きました。

また管理栄養士の南先生からは地球会食とDASH食をみっくすさせたMind食、そして食物繊維についてお話をして頂きました。

 

 

 

 

 

昨年Cell Metabolismに掲載された「DIRECT」試験では肥満を伴う2型糖尿病患者に厳格な食事・運動療法を施行し減量を行ったところ、64例中 29例 (46%) で糖尿病が改善・緩解したことが示されました。

 

減量により肝臓に含まれる脂肪は16.0%から3.1%に減少。膵臓に含まれる脂肪も減少していました。

 

糖尿病が緩解した群としなかった群では、食事10分後のインスリン分泌能に有意差があり、緩解群ではインスリン分泌能が改善。

 

この結果は低下した膵β細胞の機能がリセットされ改善したことを示唆しています。

 

 

糖尿病は「一度かかれば、生涯完治することはない」とされていましたが、発症早期より生活習慣を改善することで完治できる可能性があるのだという事を示唆する非常に印象的な報告だと思います。

 

 

今回の講演では新しい糖尿病薬についてもお話しする予定でしたが、生活習慣の改善が予想以上に密度の濃い内容になってしまったため薬の話まですることが出来ませんでした。

 

そちらにつきましてはまたぜひ次の機会に。

 

それではまた皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

 

桜台南自治会防災訓練

院長の山嵜です。

 

昨年の9月に健康教室で防災について講演をさせて頂きました。

その健康教室に御参加いただきましたのをきっかけに、2月に桜台南自治会の防災訓練で講演をする機会を頂きました。

 

冷え込む日曜日にもかかわらず、40人近くの皆様にお集まりいただきました。

 

 

 

 

自治会の役員の皆様と

 

 

今後30年以内に横浜市で震度6弱以上の震災が発生する可能性は「82%」と全国でも第2位の確率です。

 

 

講演では

 

・大地震が発生したら? ~自宅での対応から避難まで~

 

・避難の際の持ち物と最低3日分の備蓄品

 

・震災時にもし負傷してしまったら?

 

・青葉区の震災発生時の医療体制

 

など多岐にわたりお話をさせて頂きました。

 

 

皆さんにはぜひ自宅に3日分の備蓄を御準備頂ければと思います。

水であれば1人9L程度を目安にしてください。

 

 

また、ご自宅のお近くの地域防災拠点(=避難場所)を事前に把握して頂ければと思います。

下の青葉区防災マップを御参照ください。

http://www.city.yokohama.lg.jp/aoba/20170208bousaimap.pdf

 

 

今回講演をさせて頂いたことで、地域の皆様の防災に対する意識の高さを実感することが出来ました。

 

ぜひこれからも地域の防災に尽力できるよう努めていきたいと思います。

AED講習会を開催してきました

先日は青葉台地域ケアプラザで「AED講習会」を開催してきました。

 

講習会に参加していただいた方の大半はAEDに初めて触れるという方でしたが、上級講習会にすでに参加している方もいらっしゃいました。

 

講習会では以下の事を皆さんに学んでいただきました。

 

 

倒れている人を発見 ➡ 周囲の安全を確認 ➡ 意識の確認 ➡ 人・助けを呼ぶ ➡ 119番通報・人をたくさん集めてもらう・AEDを持ってきてもらう 

 

➡ 呼吸の確認 ➡ 胸骨圧迫開始 ➡ AEDが到着したら直ちにAEDの装着 ➡ 必要があればショック作動

 

 

皆さんとても積極的で、たくさんの質問を頂きました。

 

自宅で家族が倒れた時にはどうしたらいいか? など蘇生をしっかりと現実問題としてとらえて下さっており非常に高い意識で講習会にのぞんで下さいました。

 

 

AED使用が1分遅れれば、蘇生率も約10%低下します。

 

 

これからもこのような講習会を積極的に開催し、地域のたくさんの方々に実際AEDを触って頂き、青葉区の長寿にさらに貢献していければと思います。

川崎横浜循環器不整脈Round Discussion

今日は年に一度の川崎横浜循環器不整脈Round Discussionが新横浜で開催されました。

 

 

今回は私が総合司会という事で、特別講演に東京慈恵医科大学 循環器内科 教授の山根先生をお招きし、

「心房細動治療の最前線:根治的アブレーションを行う意味を考える」

というテーマで御講演を頂きました。

 

 

山根先生は現在の心房細動アブレーション治療の先駆者のお一人で、電位指標による個別肺静脈前庭隔離の第一人者の先生です。

 

 

左心房から肺静脈内への興奮伝播はいくつかのfiberを介して行われている。

という概念を基本とし、そのfiberをring catheterで得られた電位を元に前庭部で焼灼する事により肺静脈隔離を完成させる。

それが電位指標による個別肺静脈前庭隔離術です。

 

(日本心臓財団HPより)

 

 

私ももちろん拡大肺静脈隔離も行いますが、以前よりpoint ablationによる肺静脈隔離術を好んで続けております。

 

 

この治療の良いところは、何といっても通電ポイントが少ないため、術後の心房頻拍などがほとんど起こらない事です。

また、手技時間も短縮することが出来ます。

そして肺静脈起源の期外収縮が心房細動の原因である可能性が高い方では、拡大隔離術とほぼ同等の非再発率が得られるであろう点です。

最後に忘れてはならないのはワンポイント、ワンポイントで肺静脈電位が変化する事は、行っている通電に無駄がない証拠にもなり、私たちスタッフのやりがいにもつながります。

 

 

今回の研究会には横浜市、川崎市の多数の不整脈専門医の先生にお集まり頂き、各施設での治療ストラテジーをはじめ、とても貴重なお話しをお伺いすることが出来ました。

御多忙のところありがとうございました。

 

 

これからも最善の治療方法を皆様に提供できるよう、日々精進していきたいと思います。

 

元石川小学校の防災訓練に参加してきました

院長の山嵜です。

 

青葉区は横浜市の中でも災害対策が非常に進んでいると言われている地域です。

青葉区には41か所の防災拠点があります。お近くの小学校や中学校などの避難場所がそれにあたります。

その中の12か所は災害時地域定点診療拠点として、震度6弱以上の地震が発生した際に簡易診療所が開設されます。

 

今回定点診療拠点の一つである元石川小学校で開催された防災訓練に参加してきました。

 

 

自治会の方の参加が非常に多く、さすが青葉区の防災訓練を牽引する元石川小学校です。

 

 

被災者役の方に軽症・中等症・重症のトリアージを行い、簡易診療、搬送などに振り分けます。

 

 

被災時に区役所に開設される医療調整本部とは無線で被災者の連絡を行い、搬送先を決定いたします。

 

 

体育館に疑似医療調整本部を開設し、実際に無線でのやり取りを練習します。

 

 

自治会の皆さんには薬剤師の先生や柔道整復師の先生から災害時の講義が行われました。

 

 

今後30年以内に大震災が発症する可能性は約80%と言われています。

ぜひ皆さんにはご自宅の備蓄品などの確認・準備を怠らないで頂きたいと思います。

 

私も青葉区災害医療アドバイザーとして青葉区の災害医療がさらに整備できるよう力を注いでいきたいと思います。

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