2023年11月
あおばDaiナミック!
青葉台地域ケアプラザ新聞「あおばDaiナミック!」で3カ月に一度コラムを執筆させて頂いております。
9月は災害について書かせていただきました。

9月1日「防災の日」は皆さんご存じのとおり関東大震災が発生した日ですが、今年で発災100年の節目の年となります。
いつ発生するかわからない災害のため、一年に一度是非ご家庭の防災グッズや備蓄品の確認をされてみてはいかがでしょうか?
青葉区の災害医療体制について
7月21日在宅医療連携拠点主催 青葉区災害研修で「青葉区の災害医療体制について ~その時あなたはどう行動する~」というテーマで講演をさせていただきました。

青葉区には41ヶ所の防災拠点があり、うち12ヶ所が定点診療拠点に定められています。
定点診療拠点では
地域住民の方、行政、医療従事者が協力し
1 傷病者のトリアージ
2 軽症者の診療
3 中等症/重症者の診療と搬送までの観察
4 近辺の防災拠点への巡回診療
などを行います。
講演ではその具体的内容や、感染対策を踏まえた防災拠点の実際、青葉区の災害時拠点病院や協力病院などのお話をしました。
災害が起こらないに越したことはありませんが、いつ何時大震災が起きてもおかしくない今、自分達の住んでいる青葉区の災害体制を理解し、いざという時の心構えを作っておくことが重要かもしれません
動脈硬化性疾患予防ガイドラインと脂質異常症
7月20日昭和大学藤が丘病院内科(糖尿病 代謝 内分泌)教授 長坂昌一郎先生のご講演で座長を勤めさせていただきました。
先生からは昨年改訂されました「動脈硬化疾患予防ガイドライン2022」を中心に脂質異常症に関するたくさんのお話をいただきました。

・これまで主に空腹時に評価していた中性脂肪の基準値に、随時中性脂肪175mg/dlが加わったこと。
・強力な中性脂肪低下作用を有するペマフィブラートの効果について。
・そして300人に1人と言われている家族性高コレステロール血症(FH)について。
FHで重要なのは累積LDLコレステロール値であり、診断かつけばなるべく早期からの低下療法を行うべき。LDLコレステロール180mg/dl以上では積極的に診断を行うべきだということ。
最近は保険診療で遺伝子診断が出来るようになったため、確定診断がつきやすくなったことなど、非常に勉強になるお話ばかりでした。
長坂先生ありがとうございました。
心臓リハビリテーション学会が開催されました
7月16日心臓リハビリテーション学会に参加してまいりました。

快晴過ぎるお天気の中、みなとみらいのパシフィコ横浜での開催です。
心臓リハビリテーションは医師、理学療法士、看護士、栄養士と他職種ではじめて成り立つ治療になります。
クリニックでは心肺運動負荷試験などは出来ませんが、心不全患者様に適切な生活指導を行うことも立派な心臓リハビリテーションと考えています。
会場では富山大学時代に診療を共にしていた能登先生とも会うことが出来ました。
みんなそれぞれの道で頑張っています!!
日本不整脈心電学会学術大会に参加しました
院長の山嵜です
ふと気づけば7月のブログ更新からなんと4ヶ月が経過してしまいました。
この4ヶ月はたくさんの事がありすぎて、ついつい更新がおろそかになってしまっておりました。
本日よりこの4ヶ月のイベントをご報告させて頂きます。
まず7月6日から7月9日まで札幌コンベンションセンターで開催されました日本不整脈心電学会学術大会に参加してまいりました。

今回はオンラインではなく現地での開催という事でたくさんの先生方とお会いし、ディスカッションすることが出来大変勉強になりました。
そしていつもアブレーションをサポートしてくれている臨床工学技士の山田君がメディカルプロフェッショナル部門で最優秀アブストラクト賞を受賞することが出来ました!!!
これからもより良い医療を提供できるよう日々精進していきたいと思います。
世界高血圧デーに降圧治療を考える
5月17日は「世界高血圧デー」で、高血圧とその管理の啓発を目的として世界高血圧リーグが創始し、指定した記念日とされています。
そんな5月17日に「世界高血圧デーに降圧治療を考える」という講演会が開催され、「ARNIがもたらす新たな高血圧治療戦略」というテーマでお話をさせて頂く貴重な機会を頂きました。

わが国に推定4,300万人存在すると言われている、最も患者数の多い疾患が高血圧です。
そして「高血圧は脳卒中および心血管イベントの最大のリスク因子」とされています。

ところが高血圧に対して降圧薬による治療を行っているにもかかわらず、目標血圧を達成できていない患者様は約70%と言われています。
その背景には様々な因子が存在します。
・食塩摂取量が多い。食塩感受性が亢進している。
・過体重や睡眠時無呼吸症候群の存在。
・心不全、糖尿病、慢性腎臓病の存在。
・「次回の外来まで少し様子を見てみましょうか?」がずっと繰り返されてしまう。
・降圧薬の飲み忘れが多い。
血圧のコントロールが不良な時には、その背景に何があるのかを考え解決していく事が非常に重要です。
血圧が高いから薬を増やしましょうという短絡的な診療では解決しない問題もたくさんある、という事を私たちは決して忘れてはいけません(ただし皆さんも血圧が高いことは大きなリスクであるという事は忘れないでくださいね)。
「血圧は高いが薬を飲みたくないな。どの程度の血圧で薬を飲む必要があるのだろう? 降圧薬は一度飲み始めたらやめることが出来ないって本当?」
など疑問をお持ちの方はお気軽にご相談下さい。一緒に解決していきましょう!





