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たちばな台日記 〜スタッフブログ〜

世界高血圧デーに降圧治療を考える

5月17日は「世界高血圧デー」で、高血圧とその管理の啓発を目的として世界高血圧リーグが創始し、指定した記念日とされています。

 

 

そんな5月17日に「世界高血圧デーに降圧治療を考える」という講演会が開催され、「ARNIがもたらす新たな高血圧治療戦略」というテーマでお話をさせて頂く貴重な機会を頂きました。

 

 

 

 

 

わが国に推定4,300万人存在すると言われている、最も患者数の多い疾患が高血圧です。

 

 

そして「高血圧は脳卒中および心血管イベントの最大のリスク因子」とされています。

 

 

 

ところが高血圧に対して降圧薬による治療を行っているにもかかわらず、目標血圧を達成できていない患者様は約70%と言われています。

 

その背景には様々な因子が存在します。

 

・食塩摂取量が多い。食塩感受性が亢進している。

・過体重や睡眠時無呼吸症候群の存在。

・心不全、糖尿病、慢性腎臓病の存在。

・「次回の外来まで少し様子を見てみましょうか?」がずっと繰り返されてしまう。

・降圧薬の飲み忘れが多い。

 

 

血圧のコントロールが不良な時には、その背景に何があるのかを考え解決していく事が非常に重要です。

 

血圧が高いから薬を増やしましょうという短絡的な診療では解決しない問題もたくさんある、という事を私たちは決して忘れてはいけません(ただし皆さんも血圧が高いことは大きなリスクであるという事は忘れないでくださいね)。

 

 

「血圧は高いが薬を飲みたくないな。どの程度の血圧で薬を飲む必要があるのだろう? 降圧薬は一度飲み始めたらやめることが出来ないって本当?」

など疑問をお持ちの方はお気軽にご相談下さい。一緒に解決していきましょう!

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