院長より
元石川小学校で医療拠点開設訓練が開催されました
院長の山嵜です
1月28日 元石川小学校医療拠点開設訓練が開催されました
寒空の中たくさんの地域住民の皆様と医療従事者の先生方にお集まりいただきました。
今回はトリアージの流れを丁寧に皆さんに理解していただくことをテーマに進めていきました。
一体となって訓練に参加してくださる皆さんを拝見して、このような地域が震災発生時も乗り越えることが出来るのだろうと強く感じました
訓練はとにかくコツコツと続けて、少しずつアップデートしていくしかありません、青葉区医師会も災害に対し可能な限り活動を続けていきたいと思います
青葉台地域ケアプラザで高血圧の講演を行いました
院長の山嵜です
1月25日 青葉台地域ケアプラザで区民の皆様に高血圧のお話しをさせていただきました
たくさんの皆さんにご参加いただきましたが、本当に熱心に聴講していただき、たくさんのご質問もいただきました
本当に青葉区の皆さんの健康意識の高さにはいつも驚かされます
きっとこれが長寿地域の秘訣なんだと思います
これからも青葉区の健康に少しでもお役に立てればと思っていますので、気になることがありましたらぜひお気軽にご相談ください!
全国SURI講演会 ~日本人の病型分類を考える~に参加いたしました
院長の山嵜です
1月21日に「全国SURI講演会~日本人の病型分類を考える~」に参加いたしました。
近年高尿酸血症はメタボリックシンドロームを構成する中心的な因子として注目されるようになってまいりました。
中でも尿酸の酸化物質としての性質は炎症を惹起する事から腎機能障害や心血管イベントに重要な役割を有していると考えられています。
講演会では以前高尿酸血症の講演会で対談させて頂きました痛風尿酸核酸学会の理事長 久留先生にもお会いすることが出来、また高校時代ともにバレー部で汗を流した親友の慈恵医大名越先生も演者として参加されており久しぶりに再会することが出来ました。
2月下旬には痛風尿酸核酸学会で私も尿酸治療についての発表予定です、また先生方にお会いできるのを楽しみにしております。
クロノロジー研修を開催いたしました
院長の山嵜です
今年は元旦から能登半島に地震が発生し、多くの被害がもたらされました。
いつ発生するかわからない震災に備え、青葉区でも日々災害対策に取り組んでいます。
1月には青葉区役所で災害時のクロノロジー研修を開催いたしました。
地震発生時には青葉区役所に災害対策本部そして医療調整班が設置されます。
医療調整班は青葉区に12ヶ所ある定点診療拠点で発生した患者を拠点病院や協力病院に搬送するための無線調整を行う部署です。
この際に患者情報を時系列でまとめていくスキルがクロノロジーになります。
この日は実際に医療調整班として活動される区役所の職員に多数御参加いただき、講義とシミュレーションをたっぷりと行いました。
このような活動の積み重ねが少しでも役に立つことを願い、青葉区全体がチームとして動いていければと思います。
参加された皆さま大変お疲れさまでした!
青葉区民マラソンにドクターランナーで参加いたしました!
11月26日(日)青葉区の大イベント「青葉区民マラソン」が開催され、ドクターランナーとして参加してまいりました。
あいにく小雨のぱらつく極寒の中でのマラソンとなりましたが、幸い救急車を要する急変患者も出ず、大盛況の大会となりました。
一緒に走った医師会の先生方ともたくさんお話をすることが出来、また沿道から本当にたくさんの声援をもらい、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました!
ランニングっていいですね!!
心不全・高血圧におけるエンレストの適正使用について考える
院長の山嵜です。
11月24日(金) 浅草ビューホテルにお招きいただき
「Stage Aから始める心不全診療」というテーマで講演させて頂きました。
ちなみに本講演会の座長はなんと富山大学時代の同級生である、あやせ循環器クリニック所長の多田博子先生でした(久しぶりの再会で盛り上がりました)!
わが国における年間の新規心不全発症者数は約30万人ともいわれ、現代はまさに心不全パンデミックの時代と言っても過言ではありません。
心収縮能の低下した心不全HFrEFに対しては新たな薬剤が次々に登場し、SGLT2阻害薬 ARNI β遮断薬 MRAの4剤を軸とした治療の有効性が多く示されております。
一方心収縮能の保持された心不全HFpEFではこれまで体液貯留を認める患者に対する利尿薬以外には推奨される薬物治療はありませんでした。
近年DELIVER試験やEMPEROR-Preserved試験などでSGLT2阻害薬の有効性が示され、またARNIもPARAGON-HF試験で適正な患者を選択する事でその可能性を示すなどHFpEFに対する治療も変革を迎えています。
しかしそれでも心不全を発症してしまったStage Cと予備軍であるStage A, Bとの間には大きな予後の差が存在します。
私たち開業医の使命としてはStage C心不全の治療はもちろん、Stage A,BをどれだけCに進行させないかという事を考えながら日々治療を行っていく必要があります。
「高血圧は最大の心血管リスク因子である」
理想的な血圧治療は何か?
ただ血圧を下げるだけであればどんどん薬剤を増やせば良いでしょう。ただしそれは医師の治療ではありません。
患者様の病態を考え、どの降圧薬を選択するべきか、降圧目標をどこに置くべきか、血圧を下げることで何が期待できるのか、そこまで考えて治療を行う事が医師の役割と言えるのではないでしょうか。