院長より
全国SURI講演会 ~日本人の病型分類を考える~に参加いたしました
院長の山嵜です
1月21日に「全国SURI講演会~日本人の病型分類を考える~」に参加いたしました。
近年高尿酸血症はメタボリックシンドロームを構成する中心的な因子として注目されるようになってまいりました。
中でも尿酸の酸化物質としての性質は炎症を惹起する事から腎機能障害や心血管イベントに重要な役割を有していると考えられています。
講演会では以前高尿酸血症の講演会で対談させて頂きました痛風尿酸核酸学会の理事長 久留先生にもお会いすることが出来、また高校時代ともにバレー部で汗を流した親友の慈恵医大名越先生も演者として参加されており久しぶりに再会することが出来ました。
2月下旬には痛風尿酸核酸学会で私も尿酸治療についての発表予定です、また先生方にお会いできるのを楽しみにしております。
クロノロジー研修を開催いたしました
院長の山嵜です
今年は元旦から能登半島に地震が発生し、多くの被害がもたらされました。
いつ発生するかわからない震災に備え、青葉区でも日々災害対策に取り組んでいます。
1月には青葉区役所で災害時のクロノロジー研修を開催いたしました。
地震発生時には青葉区役所に災害対策本部そして医療調整班が設置されます。
医療調整班は青葉区に12ヶ所ある定点診療拠点で発生した患者を拠点病院や協力病院に搬送するための無線調整を行う部署です。
この際に患者情報を時系列でまとめていくスキルがクロノロジーになります。
この日は実際に医療調整班として活動される区役所の職員に多数御参加いただき、講義とシミュレーションをたっぷりと行いました。
このような活動の積み重ねが少しでも役に立つことを願い、青葉区全体がチームとして動いていければと思います。
参加された皆さま大変お疲れさまでした!
青葉区民マラソンにドクターランナーで参加いたしました!
11月26日(日)青葉区の大イベント「青葉区民マラソン」が開催され、ドクターランナーとして参加してまいりました。
あいにく小雨のぱらつく極寒の中でのマラソンとなりましたが、幸い救急車を要する急変患者も出ず、大盛況の大会となりました。
一緒に走った医師会の先生方ともたくさんお話をすることが出来、また沿道から本当にたくさんの声援をもらい、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました!
ランニングっていいですね!!
心不全・高血圧におけるエンレストの適正使用について考える
院長の山嵜です。
11月24日(金) 浅草ビューホテルにお招きいただき
「Stage Aから始める心不全診療」というテーマで講演させて頂きました。
ちなみに本講演会の座長はなんと富山大学時代の同級生である、あやせ循環器クリニック所長の多田博子先生でした(久しぶりの再会で盛り上がりました)!
わが国における年間の新規心不全発症者数は約30万人ともいわれ、現代はまさに心不全パンデミックの時代と言っても過言ではありません。
心収縮能の低下した心不全HFrEFに対しては新たな薬剤が次々に登場し、SGLT2阻害薬 ARNI β遮断薬 MRAの4剤を軸とした治療の有効性が多く示されております。
一方心収縮能の保持された心不全HFpEFではこれまで体液貯留を認める患者に対する利尿薬以外には推奨される薬物治療はありませんでした。
近年DELIVER試験やEMPEROR-Preserved試験などでSGLT2阻害薬の有効性が示され、またARNIもPARAGON-HF試験で適正な患者を選択する事でその可能性を示すなどHFpEFに対する治療も変革を迎えています。
しかしそれでも心不全を発症してしまったStage Cと予備軍であるStage A, Bとの間には大きな予後の差が存在します。
私たち開業医の使命としてはStage C心不全の治療はもちろん、Stage A,BをどれだけCに進行させないかという事を考えながら日々治療を行っていく必要があります。
「高血圧は最大の心血管リスク因子である」
理想的な血圧治療は何か?
ただ血圧を下げるだけであればどんどん薬剤を増やせば良いでしょう。ただしそれは医師の治療ではありません。
患者様の病態を考え、どの降圧薬を選択するべきか、降圧目標をどこに置くべきか、血圧を下げることで何が期待できるのか、そこまで考えて治療を行う事が医師の役割と言えるのではないでしょうか。
カテーテルアブレーション関連秋季大会に参加しました
福岡国際会議場で開催されました「アブレーション関連秋季大会」に参加して参りました。
福岡はあいにく風も強く極寒でしたが、熱い発表やディスカッションの中とても多くのことを学ぶ事が出来ました。
ホテルのすぐ近くに博多祇園山笠のお祭りで有名な櫛田神社⛩️があり、せっかくですのでおみくじを
「吉 ~願望: 人の助によって成就すべし~」
これからも皆さまの助けを借りながら一歩ずつ進んでいけたらと思います。
高尿酸血症治療について富山で講演致しました
11月2日、第2のふるさと富山県の講演会にお招きいただきました!
今回は尿酸についてのお話をさせていただきましたが、研修医時代、いや学生時代の自分を知っている先生方を前にして、じっとりとした汗をかきながらの講演になりました(笑)
座長は大学のバレー部時代の後輩 傍島先生につとめて頂き、それもまた感慨深いものがありました。
お忙しい中たくさんの先生方にご参加いただき、まるで同窓会のような講演会になりました、ありがとうございました。
これだけたくさんの先生方に育てていただいたんだなと、改めて実感した貴重な富山ツアーでした。