2026年04月
ビタミンサプリ、本当に必要?医師が教える「正しい選び方」
院長の山嵜です。
4月2日に第46回たちばな台健康教室を開催いたしました。
今回は好評につき第3弾「サプリと健康食品」をテーマにお届けいたしました。



本日も朝まで降っていた雨が奇跡的に一時やみまして午前午後合わせて100名以上の方にお越しいただきました。
今回の内容は「ビタミン」です。
知っているようで知らない、摂った方がいいのはわかっているけど摂りすぎたらどうなるのか、などエビデンスを基にお話をさせて頂きました。
◎ 健康の基本は「食事」
最近はサプリメントが身近になり、「とりあえず飲んでいる」という方も多いのではないでしょうか。
しかし大切なのは、 健康をつくる主役はあくまで「食事」
サプリメントはあくまで、 足りない栄養を補う“補助”
この考え方がとても重要です。
◎ ビタミンとは何か?
ビタミンは、体の中で
・エネルギーを作る
・免疫を保つ
・皮膚や粘膜を守る
といった「生命維持に欠かせない栄養素」です。
ただし、ここで注意したいことは サプリによる “過剰摂取” は害になることがある
ビタミンには「水溶性」と「脂溶性」があります。
水溶性ビタミンにはビタミンB群とビタミンCがあり、たくさん摂取しすぎた分は尿から排泄されます。
脂溶性ビタミンにはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKがあり、肝臓や脂肪組織に蓄積されるため過剰摂取に注意が必要です。
特に脂溶性ビタミン(A・D・E・K)は体に蓄積するため注意が必要です。

◎各ビタミンサプリの摂取ポイント
◆ビタミンA:基本的にサプリは不要
● 働き
・視力(特に暗いところ)
・免疫
・皮膚や粘膜の維持
● 現状
日本人はやや不足気味ですが、通常の食事で補えるレベルです。
● 重要ポイント
👉 健康な人にサプリは基本不要
むしろ問題は…
👉 過剰摂取のリスクが高い
● 過剰摂取で起こること
・頭痛
・吐き気
・肝障害
・皮膚異常
脂溶性なので体に蓄積します。
● 例外
✔ 明らかな欠乏(発展途上国の小児など)
→ 補充で死亡率低下という強いエビデンスあり
● どうしても補うなら
👉 βカロテン(野菜由来)がおすすめ
必要な分だけビタミンAに変換されるため安全性が高いです。
ただし、喫煙者やアスベスト暴露者に関しては高用量のβカロテンとビタミンAの摂取で肺がんや死亡リスクが上昇するという報告もありますので注意が必要です。

◆ ビタミンE:これもサプリは基本不要
● 働き
・抗酸化作用
・血管の健康維持
● 結論
👉 食事で十分足りている
● むしろ問題は…
👉 高用量サプリのリスク
研究では
・死亡率増加
・心不全入院増加
・前立腺がん増加
などが報告されています。

● 結論
👉 健康な人がわざわざ飲むメリットはほぼない
◆ビタミンD:不足しがちな日本人にはおすすめできるサプリ
● なぜ重要?
ビタミンDは
・骨
・筋肉
・免疫
・脳
・心血管
👉 全身に関わる栄養素
● 問題点
👉 日本人はかなり不足している
・平均摂取量は不足
・日光に当たらない生活
・高齢者で特に不足
● 不足すると
・骨粗しょう症
・筋力低下(転倒リスク↑)
・感染症リスク↑
● サプリの効果
・骨折リスク低下(特に高齢者)
・筋力維持
※ただし万能ではなく、心血管イベント抑制は明確ではない

● おすすめの人
✔ 外出が少ない
✔ 魚をあまり食べない
✔ 高齢者
✔ 骨や筋力が心配

● 飲み方
👉 食後に摂取(脂溶性のため)
■ カルシウムサプリは注意が必要
ビタミンDと一緒に語られることが多いですが…
👉 サプリでの過剰摂取は危険
研究では
・心筋梗塞リスク増加
● 結論
👉 カルシウムは食事から摂るのが基本
◆ ビタミンB群:必要な人には有用、弊害は少ない
● 働き
・エネルギー代謝
・神経機能
・DNA合成
● サプリが有効なケース
✔ 食事バランスが悪い
✔ アルコール多飲
✔ 妊娠・授乳(葉酸)
✔ アスリート
● エビデンス
・軽度認知機能の改善(軽度)
・ホモシステイン低下

● ポイント
👉 必要な人には有効、全員には不要
■ マルチビタミンはどうか?
研究では
・認知機能の軽度改善
・気分の改善
などはあるものの…
👉 大きな病気の予防効果は限定的
◎まとめ:サプリとの正しい付き合い方
最後に重要なポイントを整理しましょう
✔ 基本ルール
① 健康の基本は食事
② サプリは不足分を補うもの
③ 「多ければ良い」は間違い
✔ ビタミン別まとめ
・ビタミンA → 基本不要(過剰注意)
・ビタミンE → 基本不要(むしろリスクあり)
・ビタミンD → 不足者には強く推奨
・ビタミンB → 必要な人に有効
サプリメントは正しく使えばとても有用ですが、
使い方を間違えると逆に健康を害することもあります。
👉 「なんとなく飲む」から「目的を持って使う」へ
これが一番大切です。わからないことがあればお気軽にご相談ください!
児童精神科診療 新しい環境で不安や緊張が高まったときには たちばな台クリニック小児科 秋谷 進 青葉台駅 青葉区 小児科 予防接種 5歳児健診 発達障害診療 発達相談
4月になりました。新しい環境に適応しようとすると、人は不安や緊張が高まります。
寝ても寝られなかったような気持ち、食欲がわかなかったり、楽しい趣味に興味が持てないようなことはないでしょうか? さて、このようなときにはどうしたらよいでしょうか?
ところで、私の勤務する「たちばな台クリニック」は、 東急田園都市線「青葉台駅」からだいたい徒歩約15分です。距離では約1.1〜1.2kmで、歩数としては約1,800歩前後です。

青葉台駅から「たちばな台クリニック」までを歩いてみると歩道には、きれいな花がたくさん植えられているのが分かります。中学生高校生のときも、私は母校である「桐蔭学園」から青葉台駅まで、よく友人と1時間かけて歩いて帰っていました。今はそのときのことを思い出しながら勤務に向かう時があります。
花を見ながら歩くときは、自然と呼吸がゆっくりになり、視線も遠くや近くの花に優しく向きます。 「ゆっくりした呼吸」と「穏やかな景色」がそろうことで、緊張や不安が少しずつほどけやすくなります。 少しゆっくりめのペースで、「あの花の色きれいだな」とか、「何て名前の花なのだろうか?」と色や形を一つずつ味わうつもりで眺めますと、散歩は瞑想と同じと言われるように没頭する時間が得られ、不安や緊張からときはなれた情緒的に安定した時間が得られ、心身共にメリットがあることがわかっています。特に1日7000歩、歩きますと色々な病気の予防や睡眠に恩恵が大きいです。すなわち情緒的に安定した時間を作り、気持ちを切り替え再び、立ち上がることを繰り返すのですね。
でも、私はついついのんびりしてしまい、いつも出勤時間ギリギリになって最終的に急がなければならなくなってしまいます。
新しい環境で不安や緊張が高まっている感じがするみなさんも、周りの花を楽しんでみてはいかがでしょうか?

秋谷進.All About.1日1万歩より高コスパ! 全死亡や認知症リスクが劇的に下がる最強歩数「1日7000歩」の健康効果
2026.04.19 
たちばな台クリニック小児科 秋谷 進
区役所の相談窓口(青葉区役所内)
子育てに関する相談:こども家庭支援課 こども家庭相談 045-978-2460
離乳食や食生活・歯に関する相談:福祉保健課 健康づくり係 045-978-2441
予防接種についての相談:福祉保健課 健康づくり係 045-978-2438
障がいのある子どもに関する相談:こども家庭支援課 子育て支援担当 045-978-2457
女性の健康相談(予約制):こども家庭支援課 子育て支援担当 045-978-2456
女性の福祉相談(予約制):こども家庭支援課 子育て支援担当 045-978-2457
妊産婦歯科相談(予約制):こども家庭支援課 045-978-2458
横浜市の相談窓口についてはこちらもご覧ください(市HP)
その他の相談窓口
心身の発達の遅れや障害に関する相談:地域療育センターあおば 045-978-5112
予防接種に関する問い合わせ:横浜市予防接種コールセンター 045-330-8561
養育・成長・発達・非行、虐待についての相談:横浜市北部児童相談所 045-948-2441
「イライラして手が出そう」などの本人からの相談や「虐待では?」と疑われるときなど心配した人からの通報及び相談:こども家庭相談 045-978-2460 横浜市北部児童相談所 045-948-2441 よこはま子ども虐待ホットライン 0120-805-240(24時間対応)
『子どものSNS利用に関する家庭内ルール設定の最適解は?』 たちばな台クリニック小児科 秋谷 進 青葉台駅 青葉区 小児科 予防接種 5歳児健診 発達障害診療 発達相談

大人から子どもまで、スマートフォンやSNSは、私たちの生活にすっかり溶け込んでいますね。人と繋がったり、さまざまな情報を得ることができたりと私たちの生活にはなくてはならないものになっています。一方で、「つい長時間使ってしまう」、「危険な目に遭ったりする原因になる」といった声もあり、SNSとの付き合い方には難しい点もあります。特に子どもや思春期の若者では、SNSのやりすぎが問題になったり、SNSの危険性が理解できていないせいで、トラブルになる危険性があります。そのため、海外では子どもたちを守るため、SNS利用を年齢制限している国や地域があります。そのようなルールが子どもや思春期の若者のSNS依存やトラブルを防ぐのにどれくらい貢献しているかは十分な研究がない状態でした。
今回はSNS利用ルールを家庭内で設けることがSNS依存を防ぐ上でどのように働くのかについての研究をご紹介します。
■思春期の若者を2年間追跡して、家庭内のSNSルールと将来のSNSトラブルの発生との関連を分析
今回の研究は、思春期の若者を2年間追跡して、家庭内のSNSルールと将来のSNSトラブルの発生との関連を分析しています。
*オランダ、Utrecht UniversityのSuzanne Geurts氏らによるデジタルヘルス分野の研究誌、Journal of Medical Internet Research (JMIR)における2025年9月の報告です。
研究の結果:
具体的には初期設定として、12歳前後のより若い年代では家庭内にしっかりとしたSNS利用ルールがある場合にのちにSNS利用トラブルが起きにくくなる傾向が見られました。一方で15歳前後の年代になると、厳格なルールを設けられた若者はよりのちのSNS依存の傾向を示すことが明らかになりました。思春期後半の若者は自立性を強く求める傾向があり、強い管理が保護者への反発を誘発したり、隠れてSNSを利用することにつながる可能性を示唆しています。
■小児科医から インターネットに関する具体的なルール設定による予防効果は、若者の年齢が低いほど強まる。とくにスマホを渡す前に時間や場所などルール設定することが重要であることがわかりました。
スマホやSNSにおける小児のトラブルの相談は多々ありますが、発達段階の初期にはしっかりとルールを示し、思春期後半には子どもの自立心に配慮し、親子で対話し、自分自身でSNSの使い方を考えることでSNSの良い使い方を学ぶことが重要なのです。
■参考文献:
Suzanne Geurts, Ina Koning, Regina Van den Eijnden, et al.Parental Internet-Specific Rules and the Onset of Adolescents’ Problematic Social Media Use: Prospective Study Testing Potential Moderators.J Med Internet Res.2025 Sep 18:27:e64252.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40966594/
秋谷進.東京報道新聞.思春期になった子どものSNS依存とトラブルを防ぐ家庭内ルールとは?
たちばな台クリニック小児科 秋谷 進 拝 2026.03.10
初詣
院長の山嵜です。
令和8年1月4日クリニックの氏神様でもあります「琴平神社」に初詣に行ってまいりました。
400年に渡り地域の安泰を見守ってきて下さる由緒正しき神社です。

失礼ながら年始初ランニングも兼ねてクリニックから走って参拝に行ってまいりました。
真っ青な空に赤い鳥居がとても美しかったです。
お子様から成人までご家族の皆様にとって安心して受診していただけるクリニックでありたいと願ってまいりました。
健康に対する悩みがございましたらなんでもお気軽にご相談ください、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします
明けましておめでとうございます。
院長の山嵜です。
昨年はインフルエンザの流行も例年に比べ早く、11月から年末にかけまして発熱の患者様もたくさんいらっしゃいました。
皆様お風邪などひかれておりませんでしょうか。
昨年は当院でも大きな出来事がたくさんございました。
やはり最大のトピックスは3月から小児科に秋谷先生が着任して下さったことです!
秋谷先生は児童精神の分野では日本を牽引する先生であり、感染症など日常的に起こる疾患から、発達障害やてんかんなどの小児神経疾患まで幅広い診療をしてくださる本当に頼りになる先生です。
また医療情報につきましてもたくさん発信されております。
http://感染症など日常的に起こる疾患から、発達障害などの小児神経疾患
乳児検診、ワクチン接種から是非地域のお子様に寄り添った、成長に伴った診療をして下さる先生ですので、少しでも悩みのあるお母さまがいらっしゃいましたら是非お気軽にご相談を頂ければと思います。


秋谷先生の著書です!
『子どものADHD(注意欠如多動症)』 たちばな台クリニック小児科 秋谷 進 青葉台駅 青葉区 小児科 予防接種 5歳児健診 発達障害診療 発達相談
『子どものADHD(注意欠如多動症)』
子どもの特性を理解し、適切な支援で生活の困難さを軽減しましょう
今回は児童精神科外来で診療する機会の多い子どものADHDについて解説します。
児童精神科医がADHD特性をもつ子どもの受診を勧めるのは子どもの特性を理解し、適切な支援で生活の困難さを軽減するためです。
ADHDの特性を持つお子さんは、学業や対人関係で以下のような困難を経験することがあります。
不注意: 集中が続かず、忘れ物が多い、指示を最後まで聞けないなど。
多動性: じっと座っていられない、落ち着きがない、過剰に動き回るなど。
衝動性: 順番が待てない、感情のコントロールが難しい、相手の話を遮るなど。
これらの困難さが続くと、自己肯定感が低下したり、不登校や二次障害(不安障害、うつ病など)につながるリスクもあります。

ADHDの治療は、完治を目指すものではありませんが、特性を緩和し、お子さんが生活しやすくなることを目的としています。特性が日常生活に困難をもたらす場合、早期に専門医を受診することが重要です。
2026.1.1 たちばな台クリニック小児科 秋谷 進
区役所の相談窓口(青葉区役所内)
子育てに関する相談:こども家庭支援課 こども家庭相談 045-978-2460
離乳食や食生活・歯に関する相談:福祉保健課 健康づくり係 045-978-2441
予防接種についての相談:福祉保健課 健康づくり係 045-978-2438
障がいのある子どもに関する相談:こども家庭支援課 子育て支援担当 045-978-2457
女性の健康相談(予約制):こども家庭支援課 子育て支援担当 045-978-2456
女性の福祉相談(予約制):こども家庭支援課 子育て支援担当 045-978-2457
妊産婦歯科相談(予約制):こども家庭支援課 045-978-2458
横浜市の相談窓口についてはこちらもご覧ください(市HP)
その他の相談窓口
心身の発達の遅れや障害に関する相談:地域療育センターあおば 045-978-5112
予防接種に関する問い合わせ:横浜市予防接種コールセンター 045-330-8561
養育・成長・発達・非行、虐待についての相談:横浜市北部児童相談所 045-948-2441
「イライラして手が出そう」などの本人からの相談や「虐待では?」と疑われるときなど心配した人からの通報及び相談:こども家庭相談 045-978-2460 横浜市北部児童相談所 045-948-2441 よこはま子ども虐待ホットライン 0120-805-240(24時間対応)





