学会・研究会
摂食嚥下リハビリテーション学会
管理栄養士の南です。
9月15~16日 千葉県の幕張メッセで行われた日本摂食嚥下リハビリテーション学会に参加してきました。
全国から多職種が集まり、それぞれの専門領域の発表や講演を聞き、今後の業務に活かせそうなヒントを持ち帰ってきました。
なかでも心に響いたのが「食べる事は活きる事」とお話しされている先生の言葉です。摂食嚥下を考える際は、口腔の機能に意識が集中しがちですが、「食べる」ことについて様々な視点から考えていくことの大切さについて改めて考えることができました。

かむ力や飲み込む力が弱くなり食べる機能が低下すると、食事摂取量が不足したり、誤嚥(ごえん:食べ物が食道ではなく気管にはいってしまうこと)等の問題が発生しやすくなります。
また、虚弱(フレイル:筋肉量の減少等全身状態の低下)になると、咀嚼嚥下(そしゃくえんげ)機能低下のリスクが上昇するといわれています。
当院でも、この咀嚼嚥下に問題を抱える入院患者様が多くいらっしゃいます。
週に一度、医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・管理栄養士で入院患者様の治療内容等についてカンファレンスを行っていますが、その中でも咀嚼嚥下については頻繁に協議される項目です。
私は管理栄養士として、咀嚼力(かむ力)や嚥下力(飲み込む力)など機能だけでなく、嗜好や生活状況などにも配慮し、患者様やご家族の想いに寄り添えるよう関わっていきたいと考えます。
今回は院内を代表して参加させていただきましたが、学んだことをしっかり伝達し、スタッフ一同チーム医療で様々な視点から「摂食嚥下」について取り組んでいきたいと思います。
心臓弁膜症
皆さん、心臓弁膜症をご存知でしょうか。
心臓には4つの部屋があり、部屋と部屋の間には血液の逆流を防止するための弁がついています。

この弁が硬くなって開きにくくなったり、逆に閉じにくくなったりする疾患を心臓弁膜症といいます。
弁がうまく開かなくなれば血液を送り出すことが出来ません。
反対に閉じにくくなると血液が逆流を起こしてしまうわけです。
昨日この弁膜症についての研究会「Valvular Heart Disease Forum」におきまして、
「超高齢者における弁膜症治療の実際」というテーマでお話しをさせて頂きました。


加齢とともに進行する弁膜症ですが、現在日本の弁膜症患者数は約200~300万人と推定されています。
重症化するまで進行してしまった弁膜症は外科的治療の対象になります。
しかし早期に発見されず超高齢になってしまうと、外科的治療のリスクも増大し治療が困難になります。
そのためにもまずは日常診療における早期発見が何よりも重要です。
弁膜症を見つける最も大切な診察は”聴診”。
心雑音ひとつで弁膜症の診断が出来るのです。
皆さんの健康を維持するためにこれからも心して胸の音を聞き、弁膜症の早期発見に努めていきたいと思います。
神奈川不整脈研究会
9月2日 第58回神奈川不整脈研究会が横浜で開催されました。
前回の研究会にて御推薦を頂き、今回から幹事として参加させて頂きました。
また、症例報告として「右肺静脈Carina部と右房間のconnectionを旋回路の一部に有する心房頻拍の一例」を発表いたしました。
これは心房頻拍という不整脈に対して当院でカテーテルアブレーション治療を行った報告です。
発表に対しましてたくさんの先生方から有意義なコメントを頂き大変勉強になりました。
これからも質の高い治療を皆さまに提供できるよう努めていきたいと思います。

※上は当院におけるカテーテルアブレーション治療で使用している3Dマッピング(Ensite PrecisionTM)で作成した左心房です。
不整脈が心臓の中をどのように流れているか、色で描出することが出来ます。





